5月2日(日本時間3日)にペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われたイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第6戦、ニューヨーク・ニックス対フィラデルフィア・76ersの一戦は、ニックスが118-115で競り勝ち、カンファレンス・セミファイナル進出を決めた。
2000年以来となる連続シーズンでの地区準決勝進出となったニックスは、カンファレンス・セミファイナルでインディアナ・ペイサーズと対戦。第1戦は5月6日(同7日)にニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われる。
開始から33-11と第1クォーター終盤で22点差をつけたニックスだが、その後76ersに11-34のランを許す。第2Qにバディー・ヒールドに5本の3ポイントショットを沈められるなどして、3点のビハインドを背負ってハーフタイムに突入した。
後半に入って二桁点差をつけられながら反撃したニックスは、OG・アヌノビーの3Pでタイスコアとして第3Qを終えると、第4Q残り2分43秒にはアヌノビーのダンクで8点をリード。ニックスの粘りで同34.9秒にタイスコアとされたが、同25.6秒にジョシュ・ハートが3Pを沈める。
ジョエル・エンビードの得点で1点差に追い上げられたニックスだが、続くポゼッションでエンビードがファウルアウトになると、最後はドンテ・ディビンチェンゾが2本のフリースローを沈めて勝利を飾った。
ニックス(4勝2敗)はジェイレン・ブランソンが41得点、12アシスト、ディビンチェンゾが23得点、7アシスト、3ブロック、アヌノビーが19得点、9リバウンド、ハートが16得点、14リバウンド、7アシスト、アイザイア・ハーテンシュタインが14得点、9リバウンドを記録している。
ブランソンはシリーズ最後の3試合すべてで40得点超をマーク。ニックスでは40年前のバーナード・キング以来、NBAでは1989年のマイケル・ジョーダン以来となる記録だ。
第5戦で第4Q終盤にFTを失敗し、オーバータイムに持ち込まれ、最終的に黒星を喫したかたちとなったハートは、「あの負けは自分のせいだと感じていた」と話している。
「1日半、そのことを考えた。本当にそのことだけを考えていたんだ」
一方、76ers(2勝4敗)はエンビードが39得点、13リバウンド、ヒールドが20得点、マクシーが17得点、5リバウンド、5アシスト、ケリー・ウーブレイJr.が17得点、5リバウンド、ニコラ・バトゥームが16得点、7リバウンドをマークした。
ニック・ナース・ヘッドコーチは「おそらく、このシリーズは実際とまったく逆になってもおかしくなかった」と話している。
「だが、そうはならなかった」
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