ジェイレン・ブランソンが自己&球団プレイオフ記録 ニックスが地区準決勝進出に王手|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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4月28日(日本時間29日)にペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われたイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第4戦、ニューヨーク・ニックス対フィラデルフィア・76ersの一戦は、ニックスが97-92で勝利し、シリーズを3勝1敗とした。

第1クォーターで10点差をつけられたニックスだが、76ersがジョエル・エンビードをベンチに座らせた第2Q開始から12-2のランで逆転。第4Qに連続6得点でリードを手にすると、後半にフル出場したエンビードを第4Qにフィールドゴール5本中0本成功の1得点に抑えている。

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ニックス(3勝1敗)はジェイレン・ブランソンが47得点、10アシスト、OG・アヌノビーが16得点、14リバウンド、3ブロック、マイルズ・マクブライドが13得点、ジョシュ・ハートが4得点、17リバウンド、5アシスト、3ブロックを記録した。

ブランソンの47得点は、ダラス・マーベリックス在籍時の2022年のユタ・ジャズ戦、ニックス加入後の昨年のマイアミ・ヒート戦で記録した41得点を上回る自己最多。また、1984年のバーナード・キングの46得点を上回り、ニックスのプレイオフ球団新記録だ。

一方、76ers(1勝3敗)はエンビードが27得点、10リバウンド、6アシスト、3スティール、2ブロック、タイリース・マクシーが23得点、6リバウンド、6アシスト、ケリー・ウーブレイJr.が19得点、トバイアス・ハリスが10得点、8リバウンドをマークした。

会場には多くのニックスファンが訪れ、ブランソンに対して大きな「MVP」のチャントも聞かれている。

ペンシルバニア州のビラノバ大学で全米優勝2回を経験したブランソンは、「以前も言ったけど、フィラデルフィアのファンは非常に情熱的で容赦ない。僕は(NFLのフィラデルフィア)イーグルスのファンだから知っている」と話した。

「でも、ここにニックスのファンが来てくれて、その声を聞くことができたのは、とても良かったよ。素晴らしかった」

一方、エンビードは「がっかりだ。残念だよ」と述べている。

「批判しているわけじゃないが、残念だ」

「10年いるけど、見たことがない。怒っているよ。特に、フィリーはスポーツの街と言われているからね。だから、あってはならないことだ」

第5戦は4月30日(同5月1日)、ニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われる。

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。