4月22日(日本時間23日)にニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第2戦、フィラデルフィア・76ers対ニューヨーク・ニックスの一戦は、ニックスが104-101で競り勝った。
ニックスは残り1分9秒にタイリース・マクシーの3ポイントショットで4点差とされると、さらに同47.3秒にカイル・ラウリーのフリースローで5点のビハインドを背負う。
だが、残り27.4秒にジェイレン・ブランソンの3Pで2点差としたニックスは、さらにジョシュ・ハートがマクシーからスティール。ポゼッションを手にすると、ドンテ・ディビンチェンゾの3Pは決まらなかったが、アイザイア・ハーテンシュタインがオフェンシブリバウンドを拾い、OG・アヌノビーを経由して、同13.1秒にディビンチェンゾが再度の3Pを沈め、スコアをひっくり返す。
ハーテンシュタインがマクシーのドライブを防いだニックスは、OG・アヌノビーが2本のFTを沈めて3点差とすると、最後はジョエル・エンビードに3Pを決めさせず、シリーズ連勝を飾った。
ニックス(2勝)はブランソンが24得点、8リバウンド、6アシスト、ハートが21得点、15リバウンド、ディビンチェンゾが19得点、ハーテンシュタインが14得点、8リバウンド、アヌノビーが10得点を記録している。
『Sportradar』によると、プレイ・バイ・プレイが導入された1996-1997シーズン以降、プレイオフの試合残り30秒で5点超のビハインドを背負っていたチームが勝利したのは4回目。コービー・ブライアントの決勝点で2006年のフェニックス・サンズとのファーストラウンド第4戦を制したロサンゼルス・レイカーズ、NBAファイナル2013第6戦でサンアントニオ・スパーズを下したマイアミ・ヒート、2015年のニューオーリンズ・ペリカンズ戦でオーバータイムの末に勝利したゴールデンステイト・ウォリアーズに続いた。
ハートは「クレイジーだったね。バタバタしたけど、あの時点で僕らに失うものはなかった」と話している。
「できるだけフィジカルにいき、それがうまくいった」
一方、76ers(2敗)はマクシーが35得点、9リバウンド、10アシスト、エンビードが34得点、10リバウンド、6アシスト、トバイアス・ハリスが10得点、9リバウンドをマークした。
エンビードは「僕らはこのシリーズに勝つ」と述べている。
「修正し、もっと良い仕事をしなければいけないのは分かっている。だから修正するよ。でも、僕たちはもっと良いチームだ。戦い続ける」
第3戦は4月25日(同26日)、ペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われる。
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