残り30秒から5点差逆転勝利 ディビンチェンゾの決勝3Pでニックスが76ersに連勝|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

残り30秒から5点差逆転勝利 ディビンチェンゾの決勝3Pでニックスが76ersに連勝|NBAプレイオフ2024 image

4月22日(日本時間23日)にニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第2戦、フィラデルフィア・76ers対ニューヨーク・ニックスの一戦は、ニックスが104-101で競り勝った。

ニックスは残り1分9秒にタイリース・マクシーの3ポイントショットで4点差とされると、さらに同47.3秒にカイル・ラウリーのフリースローで5点のビハインドを背負う。

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だが、残り27.4秒にジェイレン・ブランソンの3Pで2点差としたニックスは、さらにジョシュ・ハートがマクシーからスティール。ポゼッションを手にすると、ドンテ・ディビンチェンゾの3Pは決まらなかったが、アイザイア・ハーテンシュタインがオフェンシブリバウンドを拾い、OG・アヌノビーを経由して、同13.1秒にディビンチェンゾが再度の3Pを沈め、スコアをひっくり返す。

ハーテンシュタインがマクシーのドライブを防いだニックスは、OG・アヌノビーが2本のFTを沈めて3点差とすると、最後はジョエル・エンビードに3Pを決めさせず、シリーズ連勝を飾った。

ニックス(2勝)はブランソンが24得点、8リバウンド、6アシスト、ハートが21得点、15リバウンド、ディビンチェンゾが19得点、ハーテンシュタインが14得点、8リバウンド、アヌノビーが10得点を記録している。

『Sportradar』によると、プレイ・バイ・プレイが導入された1996-1997シーズン以降、プレイオフの試合残り30秒で5点超のビハインドを背負っていたチームが勝利したのは4回目。コービー・ブライアントの決勝点で2006年のフェニックス・サンズとのファーストラウンド第4戦を制したロサンゼルス・レイカーズ、NBAファイナル2013第6戦でサンアントニオ・スパーズを下したマイアミ・ヒート、2015年のニューオーリンズ・ペリカンズ戦でオーバータイムの末に勝利したゴールデンステイト・ウォリアーズに続いた。

ハートは「クレイジーだったね。バタバタしたけど、あの時点で僕らに失うものはなかった」と話している。

「できるだけフィジカルにいき、それがうまくいった」

一方、76ers(2敗)はマクシーが35得点、9リバウンド、10アシスト、エンビードが34得点、10リバウンド、6アシスト、トバイアス・ハリスが10得点、9リバウンドをマークした。

エンビードは「僕らはこのシリーズに勝つ」と述べている。

「修正し、もっと良い仕事をしなければいけないのは分かっている。だから修正するよ。でも、僕たちはもっと良いチームだ。戦い続ける」

第3戦は4月25日(同26日)、ペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われる。

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。