セルティックスがヒートを下して地区準決勝進出に王手 デリック・ホワイトが自己最多得点|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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4月29日(日本時間30日)にフロリダ州マイアミのカセヤ・センターで行われたイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第4戦、ボストン・セルティックス対マイアミ・ヒートの一戦は、セルティックスが102-88で勝利し、シリーズを3勝1敗とした。

セルティックスは第1クォーターにデリック・ホワイトが16得点をあげて10点をリード。第2Qにヒートに12得点しか許さず、前半にクリスタプス・ポルジンギスが右ふくらはぎの負傷で退場を余儀なくされたが、第1戦と同じく第3Q終了時までに59得点に抑えて勝利している。

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セルティックス(3勝1敗)はマイアミでのヒート戦で6連勝。ここ17試合で14勝3敗を記録した。ホワイトは自己最多の38得点をあげ、そのほかにジェイソン・テイタムが20得点、11リバウンド、5アシスト、ジェイレン・ブラウンが17得点、5リバウンド、ドリュー・ホリデーが11得点、6リバウンド、6アシストをマークしている。

3ポイントショット15本中8本成功を含むフィールドゴール26本中15本成功を記録したホワイトは、「序盤に何本か決めることができたね」と話した。

「それはいつだって助けになる。何本か決まれば、バスケットが大きく見えるんだ」

負傷退場したポルジンギスについて、アル・ホーフォードは「心配だ」と述べている。

「とにかく心配だよ。精神的には元気そうだったけど、どうなるか分からない。とにかく深刻なことが何もなく、彼がすぐに戻ってこられるように願っている」

一方、第3戦での84得点に続き、88得点にとどまったヒート(1勝3敗)は、バム・アデバヨが25得点、17リバウンド、5アシスト、タイラー・ヒーローが19得点、ケイレブ・マーティンが18得点、5リバウンドを記録した。

エリック・スポールストラ・ヘッドコーチは「また攻撃で苦しんだ」と話している。

「序盤は何度か良いかたちがあったが、ショットを決められなかった。そしてホワイトが今夜は非常に良かったね。とても効率的で非常に良かった」

セルティックスが4戦先勝制のシリーズで3勝1敗としたのはこれが29回目。過去28回はいずれもシリーズを制している。アデバヨは「僕らはライオンの巣穴に入る」と述べた。

「何がかかっているかは周知のとおりだ。1勝3敗だからね」

 

第5戦は4月28日(同27日)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われる。セルティックスは勝てばカンファレンス・セミファイナル進出が決定。クリーブランド・キャバリアーズとオーランド・マジックの勝者と地区準決勝で対戦する。

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。