5月2日(日本時間3日)にインディアナ州インディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスで行われたイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第6戦、ミルウォーキー・バックス対インディアナ・ペイサーズの一戦は、ペイサーズが120-98で勝利し、カンファレンス・セミファイナル進出を決めた。
第1クォーターに23-6のランで二桁点差を手にしたペイサーズは、バックスが詰め寄ると突き放す展開をつくる。
第2Q序盤に4点差とされてからは連続7得点をマーク。後半開始から4-9のランで7点差に追い上げられたが、10-5のランで12点リードを取り戻す。第3Q中盤に7点差とされてからは、連続11得点をあげ、第4Q序盤に18点差とした。
残り8分7秒でリードを20点とし、勝利を引き寄せたペイサーズは、そのまま10年ぶりのプレイオフシリーズ勝利を達成。東地区準決勝でニューヨーク・ニックスと対戦する。
ペイサーズ(4勝2敗)はオビ・トッピンが21得点、8リバウンド、TJ・マコーネルが20得点、9アシスト、4スティール、パスカル・シアカムが19得点、7リバウンド、タイリース・ハリバートンが17得点、6リバウンド、10アシスト、アーロン・ニスミスが15得点、アンドリュー・ネムハードが14得点、5リバウンドを記録した。
プレイオフ自己最多得点をあげ、アシストもプレイオフ自己最多タイだったマコーネルは、「大きな意味がある」と、10年ぶりのプレイオフシリーズ勝利を喜んだ。
「バブル以降にプレイオフに出ておらず、2014年から勝ち進めていなかった。勝ち上がってシーズンを続けられるのは大きな誇りだ。バックスは素晴らしいチームであり、正直、ベンチメンバーは競争という点で2、3歩後退したと思う。今夜は、全員がさらにレベルを上げようというメンタリティーで試合に臨んだ」
同じくプレイオフ自己最多得点を記録したトッピンは、「今日はTJが助けてくれた。アグレッシブになれ、自分らしくいろと言ってくれたんだ」と話している。
「今日はスターターからベンチまで、全員が仕事をした。全員が良い試合をしたね」
一方、ヤニス・アデトクンボがレギュラーシーズン終盤から欠場が続いたバックス(2勝4敗)は、デイミアン・リラードが28得点、ボビー・ポーティスが20得点、15リバウンド、ブルック・ロペスが20得点、5リバウンド、クリス・ミドルトンが14得点、8リバウンドをマークしている。
アキレス腱の負傷から復帰したリラードは「少なくともトライすらしなかったら、よく眠れなかったと思う。良い夏を迎えることができなかっただろう」と述べた。
「試合前のワークアウトに来て、椅子にかけられた金色のユニフォームや動き出すのを見て、『とにかくやろう』と思ったんだ」
2年連続のファーストラウンド敗退となったバックス。今季途中から指揮を執るドック・リバース・ヘッドコーチは「彼らが若いだけじゃなく、素晴らしいチームをつくった。シアカムのトレードでそれ以降の幸運を変えたと思う」と話している。
「とにかくタフなチームだ。もちろん、ウチは一部の選手がいなかった。それは大変なことだろう? でも、彼らをたたえよう。素晴らしいプレイをしたと思う」
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