ペイサーズがバックスを下して地区準決勝進出 10年ぶりのプレイオフシリーズ勝利に「大きな誇り」|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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5月2日(日本時間3日)にインディアナ州インディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスで行われたイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第6戦、ミルウォーキー・バックス対インディアナ・ペイサーズの一戦は、ペイサーズが120-98で勝利し、カンファレンス・セミファイナル進出を決めた。

第1クォーターに23-6のランで二桁点差を手にしたペイサーズは、バックスが詰め寄ると突き放す展開をつくる。

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第2Q序盤に4点差とされてからは連続7得点をマーク。後半開始から4-9のランで7点差に追い上げられたが、10-5のランで12点リードを取り戻す。第3Q中盤に7点差とされてからは、連続11得点をあげ、第4Q序盤に18点差とした。

残り8分7秒でリードを20点とし、勝利を引き寄せたペイサーズは、そのまま10年ぶりのプレイオフシリーズ勝利を達成。東地区準決勝でニューヨーク・ニックスと対戦する。

ペイサーズ(4勝2敗)はオビ・トッピンが21得点、8リバウンド、TJ・マコーネルが20得点、9アシスト、4スティール、パスカル・シアカムが19得点、7リバウンド、タイリース・ハリバートンが17得点、6リバウンド、10アシスト、アーロン・ニスミスが15得点、アンドリュー・ネムハードが14得点、5リバウンドを記録した。

プレイオフ自己最多得点をあげ、アシストもプレイオフ自己最多タイだったマコーネルは、「大きな意味がある」と、10年ぶりのプレイオフシリーズ勝利を喜んだ。

「バブル以降にプレイオフに出ておらず、2014年から勝ち進めていなかった。勝ち上がってシーズンを続けられるのは大きな誇りだ。バックスは素晴らしいチームであり、正直、ベンチメンバーは競争という点で2、3歩後退したと思う。今夜は、全員がさらにレベルを上げようというメンタリティーで試合に臨んだ」

同じくプレイオフ自己最多得点を記録したトッピンは、「今日はTJが助けてくれた。アグレッシブになれ、自分らしくいろと言ってくれたんだ」と話している。

「今日はスターターからベンチまで、全員が仕事をした。全員が良い試合をしたね」

一方、ヤニス・アデトクンボがレギュラーシーズン終盤から欠場が続いたバックス(2勝4敗)は、デイミアン・リラードが28得点、ボビー・ポーティスが20得点、15リバウンド、ブルック・ロペスが20得点、5リバウンド、クリス・ミドルトンが14得点、8リバウンドをマークしている。

アキレス腱の負傷から復帰したリラードは「少なくともトライすらしなかったら、よく眠れなかったと思う。良い夏を迎えることができなかっただろう」と述べた。

「試合前のワークアウトに来て、椅子にかけられた金色のユニフォームや動き出すのを見て、『とにかくやろう』と思ったんだ」

2年連続のファーストラウンド敗退となったバックス。今季途中から指揮を執るドック・リバース・ヘッドコーチは「彼らが若いだけじゃなく、素晴らしいチームをつくった。シアカムのトレードでそれ以降の幸運を変えたと思う」と話している。

「とにかくタフなチームだ。もちろん、ウチは一部の選手がいなかった。それは大変なことだろう? でも、彼らをたたえよう。素晴らしいプレイをしたと思う」

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。