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ペイサーズがプレイオフ記録のショットでニックスに敵地で勝利 東決勝進出で「歴史をつくった」|NBAプレイオフ2024

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(Getty Images)

5月19日(日本時間20日)にニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたイースタン・カンファレンス・セミファイナル第7戦、インディアナ・ペイサーズ対ニューヨーク・ニックスの一戦は、ペイサーズが130-109で勝利し、カンファレンス・ファイナル進出を決めた。

レギュラーシーズンで平均123.3得点を記録したペイサーズは、開始からフィールドゴール11本中10本成功。第1クォーターに3ポイントショット9本中7本成功を含むFG21本中16本成功
プレイ・バイ・プレイのスタッツ収集が始まってから最多となる39得点をあげる。

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第2QもFG17本中13本成功を記録したペイサーズは、ハーフタイムまでにFG38本中29本成功をマーク。成功率76.3%はデータ収集開始の1997年以降で最高の数字だ。

前半で70得点をあげたペイサーズは、15点差で後半に突入。第3Q開始から3-12のランで6点差に追い上げられた。だが、ニックスの3連続ターンオーバーを生かして再び14点差にリードを広げる。

最終的にNBAプレイオフ記録となるFG成功率67.1%を記録し、マイアミ・ヒートに敗れた2014年以来となるイースタン・カンファレンス・ファイナル進出を果たした。

ペイサーズ(4勝3敗)はタイリース・ハリバートンが26得点、6アシスト、アンドリュー・ネムハードが20得点、5リバウンド、6アシスト、パスカル・シアカムが20得点、アーロン・ニスミスが19得点、マイルズ・ターナーが17得点、5リバウンド、TJ・マコーネルが12得点、7アシストを記録している。

ターナーは「確かに僕らは歴史的な攻撃だけど、彼がうまく回してくれて、みんなはそれについていったんだ」と、ハリバートンを称賛した。

「ここMSGでの第7戦でやれるのはすごいことだよ。でも、シーズンを通じて僕らがやってきたことだと思う。それを最大の舞台で見せることができたんだ」

リック・カーライル・ヘッドコーチは「MSGでの第7戦に勝ったなら、歴史をつくったということだ。チームにはそう伝えた」と選手たちに賛辞を寄せている。

一方、ジュリアス・ランドル、ミッチェル・ロビンソン、ボーヤン・ボグダノビッチが不在のニックスは左ハムストリングの負傷から5試合ぶりにOG・アヌノビーが復帰したが、開始5分で交代。さらに後半には左手の負傷でジェイレン・ブランソンも退場を余儀なくされた。

ニックス(3勝4敗)はドンテ・ディビンチェンゾが3P9本成功で39得点、アレック・バークスが26得点、ブランソンが17得点、9アシスト、ジョシュ・ハートが10得点、8リバウンド、5アシストをマークしている。

トム・シボドーHCは「チームがシーズンを通じて最善の努力をしてきたことを知っているので、結果も受け入れられる」と述べた。

「残念だ。しかし、結局のところ、幸せになれるチームはひとつしかない。ほかの29チームは及ばないんだ。このチームはクレイジーなほどにファイトした。悔いはない」

ペイサーズは、東地区決勝で第1シードのボストン・セルティックスと対戦。第1戦は5月21日(同22日)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われる。

ボックススコア

著者
坂東実藍 Miran Bando Photo

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。