ニックスが24年ぶり東決勝進出に王手 ペイサーズに30点差で快勝|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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5月14日(日本時間15日)にニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたイースタン・カンファレンス・セミファイナル第5戦、インディアナ・ペイサーズ対ニューヨーク・ニックスの一戦は、ニックスが121-91で勝利し、カンファレンス・ファイナル進出に王手をかけた。

出だしはペイサーズに力強いスタートを許したニックスだが、5点ビハインドから連続11得点で逆転。6点差をつけて第1クォーターを終えると、第2Q残り2分11秒で18点をリード。ジェイレン・ブランソンがハーフタイムまでに球団プレイオフ記録となる28得点をあげる。

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15点差で後半を迎えたニックスは、第3Qに連続17得点を記録すると、第4Qにもブランソンの3点プレイなどで連続7得点とし、残り7分57秒で20点をリード。32点差で大敗した第4戦から巻き返し、2000年以来となる24年ぶりの東地区決勝進出にリーチをかけた。

リバウンドで53-29と大差をつけたニックス(3勝2敗)は、ブランソンが44得点、7アシスト、ジョシュ・ハートが18得点、11リバウンド、アレック・バークスが18得点、5リバウンド、マイルズ・マクブライドが17得点、アイザイア・ハーテンシュタインが7得点、17リバウンド、5アシストを記録している。

第2戦で右足を痛め、第3戦でフィールドゴール26本中10本成功、第4戦でFG17本中6本成功の18得点だったブランソンだが、この日はFG35本中18本成功。今ポストシーズンで5回目となる40得点超を達成した。

ブランソンは「チームとして、どんな状況でも、僕らは同じ心構えでいると思う」と話している。

「僕がどんな感じだろうが、ほかの選手がどうだろうが、何がかかっているかを僕らは理解している。やるべきことを知っている」

一方、ペイサーズ(2勝3敗)はパスカル・シアカムが22得点、8リバウンド、マイルズ・ターナーが16得点、5リバウンド、タイリース・ハリバートンが13得点、5アシスト、アンドリュー・ネムハードが11得点をマークした。

ニックスに20オフェンシブリバウンドを許し、セカンドチャンスから26得点を献上したリック・カーライル・ヘッドコーチは、「ルースボールやリバウンドでやられた。20オフェンシブリバウンドで29本のショットを許したんだ。自分たちのせいだよ」と述べている。

「だが、とても恥ずかしいことだ。非常に恥ずかしく、厳しいレッスンになった」

第6戦は5月17日(同18日)、インディアナ州インディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスで行われる。ニックスのトム・シボドーHCは「まだあと1勝が必要だ。あまり喜びすぎてはいけない」と話した。

「何をする必要があるかを理解し、任務に集中しなければいけない。いい気になっていると、このリーグではやられてしまうんだ。準備を整えなければいけない」

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。