ペイサーズがニックスに球団記録3位の快勝 ハリバートンは「自分たちの仕事をしただけ」|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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5月12日(日本時間13日)にインディアナ州インディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスで行われたイースタン・カンファレンス・セミファイナル第4戦、ニューヨーク・ニックス対インディアナ・ペイサーズの一戦は、ペイサーズが121-89で勝利し、シリーズを2勝2敗のタイとした。

ペイサーズは序盤の44秒間を除いてビハインドを背負うことなく、試合を通じて圧倒。ニックスを第2クォーターに14得点、ハーフで41得点と今プレイオフ最少得点に抑える。

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28点リードでハーフタイムに突入したペイサーズは、第3Qでさらに38点差にリードを広げる。すると、第4Qは両チームがスターターを休ませ、ペイサーズが最大43点差をつけて圧勝した。

ペイサーズは2018年4月のクリーブランド・キャバリアーズ戦での34点差、NBAファイナル2000のロサンゼルス・レイカーズ戦での33点差に続き、プレイオフ球団3位となる点差での白星だ。

一方、ニックスは1991年のシカゴ・ブルズ戦の41点差、1978年のフィラデルフィア・76ers戦の40点差、1990年のデトロイト・ピストンズ戦の35点差に続き、プレイオフ球団ワースト4位となる大差での黒星となった。

ニックスを3ポイントショット成功率18.9%含むフィールドゴール成功率33.7%に抑えたペイサーズ(2勝2敗)は、タイリース・ハリバートンが20得点、6リバウンド、5アシスト、TJ・マコーネルが15得点、10アシスト、パスカル・シアカムとオビ・トッピンが各14得点、マイルズ・ターナーが13得点、5リバウンド、アイザイア・ジャクソンが10得点、6リバウンドを記録している。

ハリバートンは「自分たちの仕事をしただけだ」と話した。

「ホームではホームコートを守らなければいけない。だから僕らは自分たちの仕事をした。第5戦の規模は理解している。準備を整えるよ」

一方、2019年12月5日(同6日)のデンバー・ナゲッツ戦以来、388試合ぶりの43点差を経験したニックス(2勝2敗)は、アレック・バークスが20得点、5リバウンド、ジェイレン・ブランソンが18得点、5アシスト、マイルズ・マクブライドが16得点、5リバウンドをマーク。ブランソンの18得点は今プレイオフ自己最少の数字となった。

ニックスはOG・アヌノビー、ボーヤン・ボグダノビッチ、ジュリアス・ランドル、ミッチェル・ロビンソンが負傷で不在。だが、ブランソンは「もっと脚がフレッシュだったらとか、好きなだけ同情してくれ」と話している。

「確かに僕らは人手不足だ。でも、今大事なのはそれじゃない。これが僕たちだ。言い訳なしだよ。僕らは負けた。負けたんだ。そういうことだよ」

第5戦は5月14日(同15日)、ニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン
で行われる。

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。