ペイサーズが競り勝ちニックスと1勝2敗に 35得点ハリバートンは決勝3Pのネムハードを「ビッグショット」と称賛|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

ペイサーズが競り勝ちニックスと1勝2敗に 35得点ハリバートンは決勝3Pのネムハードを「ビッグショット」と称賛|NBAプレイオフ2024 image

5月10日(日本時間11日)にインディアナ州インディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスで行われたイースタン・カンファレンス・セミファイナル第3戦、ニューヨーク・ニックス対インディアナ・ペイサーズの一戦は、ペイサーズが111-106で勝利し、シリーズを1勝2敗とした。

残り9分45秒で9点のビハインドを背負ったペイサーズだが、タイリース・ハリバートンの3点プレイや連続レイアップで2点差に追い上げ。同6分58秒にパスカル・シアカムの3点プレイでタイスコアとし、同5分42秒にシアカムのフリースローでスコアをひっくり返す。

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接戦が続く中、残り42.4秒にジェイレン・ブランソンの3ポイントショットでタイスコアとされたペイサーズだが、同17.8秒にアンドリュー・ネムハードの3Pで勝ち越し。同13.6秒のブランソンの3Pが決まらず、ペイサーズはアーロン・ニスミスが2本のFTを沈めて競り勝った。

ペイサーズ(1勝2敗)はハリバートンが35得点、7アシスト、シアカムが26得点、7リバウンド、マイルズ・ターナーが21得点、10リバウンド、ニスミスが10得点、6リバウンドを記録している。

2試合連続でプレイオフ自己最多得点を更新したハリバートンは、「少し長くボールを持ちすぎたり、もっとアグレッシブにアタックすべきだったかもしれない」と話した。

「本当にビッグショットだった。僕らが必要とした瞬間に、ドリュー(ネムハード)が本当にやってくれたよ」

そのネムハードはタイスコアからリードを奪った残り1分55秒のレイアップまで無得点だった。この日の得点はこのレイアップと、前述の3Pのみ。レギュラーシーズンのロサンゼルス・レイカーズ戦で決勝点をあげていたネムハードは、「ロサンゼルスの時よりもう少し意味がある」と喜んだ。

「終盤は少しプレイのリズムに乗れたと思う。ランダムな感じだった。みんながプレイを決めるスペースができたんだ」

一方、OGアヌノビーが欠場したニックス(2勝1敗)は、ドンテ・ディビンチェンゾが3P7本成功で35得点、ブランソンが26得点、6アシスト、ここまでプレイオフ出場1分だったアレック・バークスが14得点、ジョシュ・ハートが10得点、18リバウンド、マイルズ・マクブライドが10得点をマークした。

残り13.6秒の3Pが決まらなかった場面について、ファウルを誘おうとしたようだったブランソンは、「ひどい判断だった。教訓にする」と話している。

「時間は分かっていた。どうなっていたか全部分かっていたんだ。とにかくひどい判断をしてしまった」

第4戦は5月12日(同13日)、ゲインブリッジ・フィールドハウスで行われる。

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。