セルティックスが延長に持ち込みペイサーズとの接戦制す 「最後のブザーまで終わりじゃない」|NBAプレイオフ2024

坂東実藍 Miran Bando

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5月21日(日本時間22日)にマサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われたイースタン・カンファレンス・ファイナル第1戦、ボストン・セルティックス対インディアナ・ペイサーズの一戦は、セルティックスがオーバータイムの末に133-128で勝利した。

第4クォーター残り30秒を切り、3点のビハインドを背負っていたセルティックスだが、ペイサーズの2回のターンオーバーを生かし、同6.1秒にジェイレン・ブラウンがコーナーから3ポイントショットを成功。タイスコアとし、オーバータイムに持ち込む。

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延長残り1分46秒、タイリース・ハリバートンに3本のフリースローを沈められ、2点のビハインドを背負ったセルティックスだが、テイタムの3点プレイでスコアをひっくり返す。すると、続くハリバートンのターンオーバーから、同42.9秒にテイタムの3Pで4点リードとした。

その後、デリック・ホワイトとパスカル・シアカムがそれぞれレイアップを沈め、最後はドリュー・ホリデーが2本のFTを成功。オーバータイムにテイタムが10得点をあげたセルティックスが、接戦を制して白星発進している。

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セルティックス(1勝)はテイタムが36得点、12リバウンド、ホリデーが今季自己最多の28得点、7リバウンド、8アシスト、ブラウンが26得点、7リバウンド、5アシスト、ホワイトが15得点、6リバウンド、9アシスト、アル・ホーフォードが15得点、6リバウンドを記録した。

ブラウンは第4Q最後の3Pについて、「NBAプレイオフにようこそ。感情をコントロールしなければいけない。どんなことも起こり得るんだ」と話している。

「最後のブザーが鳴るまでは終わらない。終了までは決して終わりじゃないんだ。僕らは最後の最後で勝つための道を見つけた」

ジョー・マズーラ・ヘッドコーチは「ジェイレンが素晴らしいバランスだったね」と称賛した。

「素晴らしいパスに、素晴らしいショットだった」

一方、ペイサーズ(1敗)はハリバートンが25得点、10アシスト、シアカムが24得点、12リバウンド、7アシスト、マイルズ・ターナーが23得点、10リバウンド、オビ・トッピンが15得点、アーロン・ニスミスが14得点、6リバウンド、TJ・マコーネルが13得点、アンドリュー・ネムハードが12得点、7アシストをマークしている。

ハリバートンは21ターンオーバーについて、「自分たちによるところが大きかったと思う」と話した。

「ターンオーバーをさせられたというより、おそらくは自分たちのせいだと思う」

リック・カーライルHCは「あれだけ良いことをたくさんしたのに、最後にいくつかミスしてしまったのは残念だ。しかし、それがNBAプレイオフなんだよ」と述べている。

「そこから学び、巻き返さなければいけない」

第2戦は5月23日(同24日)、TDガーデンで行われる。

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。