セルティックスがリーグ最多18回目のNBA優勝 マーベリックスに4勝1敗|NBAファイナル2024

坂東実藍 Miran Bando

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6月17日(日本時間18日)にマサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われたNBAファイナル2024第5戦、ダラス・マーベリックス対ボストン・セルティックスの一戦は、セルティックスが106-88で勝利し、シリーズ4勝1敗で16年ぶり通算18回目の優勝を飾った。

セルティックスは第1クォーターを12-3のランで締めくくり、1点差から10点リードとして第2Qに突入。ペイトン・プリチャードのハーフコートからのブザービーターショットなど、前半の終わりにも19-7のランで突き放し、ハーフタイムまでに21点と大差をつける。

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第1Qと第2Qの最後2分間で合計22-4とマーベリックスを圧倒したセルティックスは、後半も主導権を譲ることなく逃げ切り。一度もビハインドを背負うことなく、最大26点差をつけ、ホームで優勝を達成した。

ファイナルMVPにはジェイレン・ブラウンが選出されている。

通算18回目の優勝を飾ったセルティックスは、17回のロサンゼルス・レイカーズを引き離し、最多優勝回数記録でリーグ単独トップに立った。

セルティックス(4勝1敗)はジェイソン・テイタムが31得点、8リバウンド、11アシスト、ブラウンが21得点、8リバウンド、6アシスト、ドリュー・ホリデーが15得点、11リバウンド、デリック・ホワイトが14得点、8リバウンド、アル・ホーフォードが9得点、9リバウンドを記録している。

テイタムは「大きなことだ」と喜んだ。

「長かった。本当に感謝している」

ファイナルMVPに選ばれたブラウンは、「ブラザーたちや相棒のテイタムと分かち合う」と話した。

ビル・ラッセル以来となる若さで優勝を達成した35歳のジョー・マズーラ・ヘッドコーチは、「人生で偉大になるチャンスはわずかだ」と喜びを表している。

一方、マーベリックス(1勝4敗)はルカ・ドンチッチが28得点、12リバウンド、5アシスト、3スティール、カイリー・アービングが15得点、9アシスト、ジョシュ・グリーンが14得点、デリック・ジョーンズJr.が10得点をマークした。

ファイナルで胸部、右ひざ、左足首の痛みを抱えてのプレイだったドンチッチだが、「ケガをしていたか、どれほど痛かったかは重要じゃない。試合に出ていたんだ」と、言い訳無用と話している。

「プレイしようとしたけど、十分にできなかった」

また、古巣セルティックスを相手にここ14戦で13敗となったアービングは、「こうやって優勝を競うのが普通になるような未来をポジティブに築いていく機会だ」と、今後につなげるべきと述べた。

ジェイソン・キッドHCは「まずそこにいることが第一歩で、大きなことだと思う」と話している。

「確かに我々は1勝4敗で敗れた。だが、セルティックスを相手に奮闘したと思う。残念ながら決めるべき時にショットを決められなかった。あるいはターンオーバーしてしまい、それを生かされた」

ボックススコア

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。