セルティックスがマーベリックスに2連勝 「全員が勝利につながるプレイをした」|NBAファイナル2024

坂東実藍 Miran Bando

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6月9日(日本時間10日)にマサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われたNBAファイナル2024第2戦、ダラス・マーベリックス対ボストン・セルティックスの一戦は、セルティックスが105-98で勝利し、シリーズ開幕から2連勝とした。

第1戦では開始から3ポイントショット好調で、最大29点差をつけて快勝したセルティックス。だが、この日はティップオフから3Pが8本連続で決まらない。試合の大半で成功率20%、最終的に3P39本中10本成功にとどまっている。さらにジェイソン・テイタムが得点なしで第1Qを終え、前半で5得点にとどまった。

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それでも、3点をリードしてハーフタイムに突入したセルティックスは、第3Qもペイトン・プリチャードの3Pブザービーターで9点差として第4Qを迎える。

終盤に14点差から連続9得点を許し、5点差まで迫られたセルティックスは、残り55.3秒にテイタムがダンクを狙うもデリック・ジョーンズJr.にブロックされる。しかし、続くマーベリックスの速攻で逆にデリック・ホワイトがダンクを狙ったPJ・ワシントンを阻んだ。

セルティックスは残り29.8秒、ジェイレン・ブラウンのレイアップで7点差とする。対するマーベリックスは同27.2秒のルカ・ドンチッチの片足3Pが決まらず。セルティックスが逃げ切ってファイナル開幕2連勝とした。

なお、セルティックスのNBAファイナル開幕2連勝は9回目。これまでの8回はいずれも第7戦を前に優勝を決めている。

セルティックス(2勝)はドリュー・ホリデーが26得点、11リバウンド、ブラウンが21得点、7アシスト、3スティール、テイタムが3P7本中1本成功を含むFG22本中6本成功で18得点、9リバウンド、12アシスト、ホワイトが18得点、5リバウンド、3スティール、2ブロック、クリスタプス・ポルジンギスが12得点を記録した。

ジョー・マズーラ・ヘッドコーチは、「あの選手とかこの選手とか言われるのは本当にうんざりする。みんなセルティックスのバスケットボール以外のことを話題にしようとするんだ」と話している。

「今夜のコートに立った全員が、攻守両面で勝利につながるプレイをしたんだよ」

一方、マーベリックス(2敗)はドンチッチが32得点、11リバウンド、11アシスト、4スティールで球団史上初のファイナルでのトリプルダブルを達成。そのほか、ワシントンが17得点、7リバウンド、カイリー・アービングが16得点、6アシスト、ダニエル・ギャフォードが13得点、9リバウンド、ジョーンズJr.が11得点をマークしている。

ドンチッチは「だから彼らは1位の記録でNBAのナンバーワンチームなんだ」と、各選手が活躍したセルティックスに賛辞を寄せた。

「彼らには素晴らしい選手がたくさんいるんだ」

第4Qにドンチッチは3得点にとどまったが、ジェイソン・キッドHCは「すべてが彼だけのせいじゃない。チームのことだ」と話している。

「彼が我々をここまでにしてくれた。今夜の彼は本当に良かったよ。残念ながら、我々はとにかく困難を乗り越えられなかった。得点面でルカ(とアービング)以外の誰かを見つけなければいけない」

第3戦は12日(同13日)、テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われる。

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。