アデバヨ活躍のヒートが連敗ストップ ピストンズはプレイオフ逸失が確定

坂東実藍 Miran Bando

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3月15日(日本時間16日)にミシガン州デトロイトのリトル・シーザーズ・アリーナで行われたマイアミ・ヒート対デトロイト・ピストンズの一戦は、ヒートが108-95で勝利した。

開始から3ポイントショットが20本中3本成功と振るわなかったヒートだが、2点差をつけてハーフタイムに突入すると、後半開始2分間で8-2のランとリードを広げる。第3クォーター終盤にはダンカン・ロビンソンが3本連続3P成功。ヒートが18点差とする。

12点リードで第4Qを迎えたヒートは、フィールドゴール14本中10本成功だったバム・アデバヨを温存。代わったトーマス・ブライアントが11得点をあげるなど、ピストンズに挽回を許さず、連敗を4で止めた。

ヒート(36勝30敗)はアデバヨが22得点、9リバウンド、ケイレブ・マーティンが、8リバウンド、6アシスト、テリー・ロジアーが18得点、5リバウンド、ロビンソンが16得点、5アシスト、ジミー・バトラーが14得点、ブライアントが11得点、5リバウンドを記録している。

エリック・スポールストラ・ヘッドコーチは「バムが自分の思うようにやろうとし、攻守両面でそれをしてみせたね」と、アデバヨを称賛した。

「まさにリーダーがやることだ。シーズンの最も厳しい時に、そういう選手は活躍する。彼らについていくだけだ」

一方、2021-2022シーズン以来の3連勝を飾れなかったピストンズ(12勝54敗)は、プレイオフ逸失が確定している。

ピストンズはシモーネ・フォンテッキオが24得点、6リバウンド、ジェイレン・デューレンが15得点、17リバウンド、ジェイデン・アイビーが14得点、9アシスト、エバン・フォーニエが12得点をマーク。ひざの痛みを抱えながら出場したケイド・カニングハムは、11得点、9リバウンド、6アシストだった。

18ターンオーバーからヒートに33得点を許したモンティ・ウィリアムズ・ヘッドコーチは、「そこが大きかった。あれだけ多くの得点を許せば気落ちするよ」と述べている。

「何度か攻撃時に本当に厳しい、組織されていないポゼッションがあった。それもターンオーバーの原因だ」

ボックススコア

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。