76ersが一進一退の攻防制してヒートに0.5差 激しさ続く東地区のプレイオフ・プレイイン争い

坂東実藍 Miran Bando

76ersが一進一退の攻防制してヒートに0.5差 激しさ続く東地区のプレイオフ・プレイイン争い image

4月4日(日本時間5日)にフロリダ州マイアミのカセヤ・センターで行われたフィラデルフィア・76ers対マイアミ・ヒートの一戦は、76ersが109-105で勝利した。

試合は両チームが入れ替わりに勢いに乗る一進一退の展開となった。76ersは開始から17-2のランで先手を取るも、第2クォーターに6-25のランを許し、前半終盤にビハインドを背負う。

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その後20-1のランで再び優位に立った76ersだが、連続17得点を許してまたもスコアをひっくり返され、残り6分28秒には8点差をつけられる。しかし、同3分30秒にケリー・ウーブレイJr.の3ポイントショットで再逆転するなど、最後は15-3のランで三度突き放して競り勝った。

76ers(42勝35敗)はタイリース・マクシーが37得点、9リバウンド、11アシスト、ジョエル・エンビードが29得点、ウーブレイJr.が18得点、8リバウンドを記録している。

ニック・ナース・ヘッドコーチは「非常に競争的な試合だったね」と話した。

「いつもそうだ。常に激しく、フィジカルで、全員のエネルギーの消耗が激しい。本当に一進一退だった」

この白星で東地区8位の76ersは7位のヒートに0.5ゲーム差と迫った。マクシーは「すべての試合が大切だ」と述べている。

「こうなるとすべての試合がプレイオフのようになる。正直、今の僕たちは『マーチ・マッドネス』の状況だよ。負けたら敗退というエリミネーションゲームではないけど、すべての試合が重要だ」

一方、試合前に東地区6位だったが、インディアナ・ペイサーズに抜かれて7位となったヒート(42勝34敗)は、テリー・ロジアーが22得点、ジミー・バトラーが20得点、5アシスト、バム・アデバヨが14得点、11リバウンド、ヘイウッド・ハイスミスが12得点、9リバウンド、ケビン・ラブが11得点、16リバウンド、ニコラ・ヨビッチが11得点、5リバウンドをマークした。

エリック・スポールストラHCは「順位表で競っているから、一進一退を繰り返す試合だった」と話している。

「ウチもランがあり、向こうもランがあり、そうやって続いて、最後は彼らがランをした」

アデバヨは「感情的になっている時間はない」と述べた。

「明日も試合があるんだ。次だよ。次に集中だ」

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。