2007-08シーズンの優勝を祝うために、当時のボストン・セルティックスのメンバーが5月に集結したとき、そこにレイ・アレンはいなかった。スケジュールの都合ではなく、招待されなかったからだ。
セルティックスの一部メンバーは、2012年にライバルのマイアミ・ヒートへ移籍したアレンを裏切り者のように感じていた。アレンはのちに、『Miami Herald』のインタビューで、選手たち、特にラジョン・ロンドの目を見ることができなかったと明かしている。
そのアレンは今、ロンドやケビン・ガーネット、グレン・デイビスといった当時のスター選手たちとの和解を望んでいる。
9月11日(日本時間12日)に公開された『テンセント』のインタビューで、アレンは「退団してからの5、6年、彼らのことを悪く言ったことはない」と述べた。
「まるで1年や2年前のことみたいだ。まったく敵意はないんだよ」。
ポール・ピアースは2015年の『ESPN』のインタビューで、アレンがセルティックスのチームメートたちと「変わった関係」だったと明かしている。
そのピアースは今年に入り、『Boston.com』で「いずれはうやむやになるんじゃないかな」と述べていた。
「いつか、僕らみんなで席に座り、葉巻やグラスワインを楽しんだりしながら、そのことを話すんじゃないかな。近い将来だといいね。自分はそう願っている」。
アレンは『テンセント』で「退団したとき自分はフリーエージェントだった」とコメントしている。
「ああやって悪く言われたら失望するものだ。勝ったときは良い関係なものだからね」。
「僕らは一緒に勝った。一緒に勝つときは、常に絆を分かち合うものだ。自分にとってそれは決して変わらない」。
現役を引退したピアース、ガーネット、アレンは、話し合うだけの時間を見つけられるだろう。
原文: Ray Allen hopes to move on from 2008 Celtics feud by Sporting News(抄訳)