渡邊雄太がラプターズとエグジビット10契約でトレーニングキャンプに参加

大西玲央 Reo Onishi

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12月1日(日本時間2日)、トロント・ラプターズが2020-21シーズンのトレーニングキャンプロスターを発表し、登録可能の最大人数である20人の中に渡邊雄太が名を連ねた。ラプターズの公式リリースで、渡邊とは1年のエグジビット10(Exhibit-10)契約を結んだことが発表されている。

渡邊は2018年の夏にメンフィス・グリズリーズと2年間の2ウェイ契約を結び、2019-20シーズンまでグリズリーズのGリーグチームであるメンフィス・ハッスルを中心にプレイしている。

ハッスルでは昨季22試合に出場し、平均17.2得点(フィールドゴール成功率54.2%、3ポイント成功率36.4%、フリースロー成功率81.6%)、5.7リバウンド、2.2アシストを記録。グリズリーズでは33試合でベンチ入りし、そのうち出場した18試合で平均2.0得点(FG率44.1%、3P率37.5%、FT率37.5%)、1.1リバウンド、0.3アシストを記録している。

このオフシーズンにフリーエージェントとなった渡邊は、新たにラプターズとエグジビット10契約を結んだ格好となる。トレーニングキャンプでロスター入りを目指し、ウェイブ(契約解除)された場合は、ラプターズのGリーグチームであるラプターズ905と契約を結び、60日間チームに在籍すればボーナスが支給される。

同日、ラプターズはほかに2020年のドラフト1巡目指名選手であるマラカイ・フリンとのルーキー契約、2020年のドラフト2巡目指名選手であるジェイレン・ハリスとの2ウェイ契約、アリゼー・ジョンソンとのエグジビット10契約、フリーエージェントのオシェイ・ブリセットとヘンリー・エレンソンとの複数年契約を発表している。

トレーニングキャンプは1日から11日(同2日から12日)までフロリダ州のタンパから北に数マイル離れたパスコ郡のセントレオ大学で開催される。

新型コロナウイルスの影響でカナダとの行き来が困難となる今季、ラプターズはホームゲームをタンパで開催することが決まっている。


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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。