NBA全30チームのインシーズン・トーナメント特別仕様コートをランキング

Kyle Irving

坂東実藍 Miran Bando

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NBAが2023-2024シーズンで新たにインシーズン・トーナメントを導入すると発表した時、鮮やかなコートについては言及されなかった。

10月30日(日本時間31日)、NBAは全30チームがインシーズン・トーナメントでは特別仕様のコートで試合を行うと発表した。好むと好まざるとにかかわらず、それらのコートが目を引き、各試合にレギュラーシーズンの通常の試合とは違う感覚をもたらしていることは認めざるを得ない。

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11月3日(同4日)に最初のインシーズン・トーナメントが始まった時、最も話題となったのは、圧倒的にコートのことだった。これがなければファンが開催を知らなかったかもしれない大会の注目度アップに役立った。

ただ、本当によくできたコートもあれば、そうではないコートもある。

『スポーティングニュース』では、全30チームのインシーズン・トーナメント特別仕様コートをランキング化した。

NBAインシーズン・トーナメントの特別仕様コートランキング

1. ミネソタ・ティンバーウルブズ

控えめなほうが良いと言われるが、まさにその核心を突いたのがウルブズのシンプルさだ。ライトブルーと白は目に優しく、コート中央のネイビーのロゴが完璧なコントラストになっている。雲の上でNBAの試合を見ているかのようになるだろう。

2. ユタ・ジャズ

1位にも迫ったのが、雪を頂く山のデザインのジャージーの色と完璧にマッチしたジャズの紫色のコートだ。コート中央の由緒ある球団名のデザインと合わせ、2位に選出するのは容易だった。

3. ロサンゼルス・レイカーズ

レイカーズが紫と金に傾くのは非難できない。紫をメインカラーにしたら違っていたかもしれないが、それでもなお悪くない見栄えだ。

4. オクラホマシティ・サンダー

サンダーはこのコートで自分たちのブランドを重視し、それが報われた。ロイヤルブルーとネイビーのコンビネーションは良い印象で、中央のオレンジが映えている。

5. クリーブランド・キャバリアーズ

通常のコートに似た色合いで、退屈差を感じさせるかもしれない。だが、上品に仕上がっている。中央のトロフィーも色合いがマッチ。だがワイン色の文字は鮮やかだ。

唯一の疑問は、「Let Em Know」とは何かということか。

6. フェニックス・サンズ

サンズのインシーズン・トーナメント特別仕様コートを知ったケビン・デュラントの言葉が最もよく表している。「紫のコート? NBAで? まさか。あり得ないよ」。

7. シャーロット・ホーネッツ

色の組み合わせと、中央のトロフィーの金色で、すべてがうまくまとまっている。コートのあらゆるところで「CLT」の略称をホーネッツが使わなかったことは、とにかく喜ぶべきだ。

8. マイアミ・ヒート

ヒートの信念は「ハードワーク、コンディション、プロ意識、無私無欲、タフさ、厳しさ、いやらしさでNBA最高のチーム」だ。彼らはそこに「最高の赤いインシーズン・トーナメント特別仕様コート」を合わせなければならないだろう。

9. ブルックリン・ネッツ

レギュラーシーズンのコートとあまり違いはない。だが、それでもシャープに見えるのは、それが彼らの配色で重要な部分だからだ。ほかのどの球団でも、インシーズン・トーナメント特別仕様コートがグレーなら、このランキングにおける順位は下がっていた。

10. ニューヨーク・ニックス

中央の「New York」のロゴを見るには3Dメガネが必要というジョークはもっともだ。しかし、マディソン・スクエア・ガーデンのコートがオレンジなのはクールだろう。コートサイドでチームグッズを身に纏ったスパイク・リーが、カメレオンのように溶け込むかもしれない。

11. トロント・ラプターズ

フロアのどこかに少しでも赤色を含めていれば、このランキングでトップ5入りしていたはずだ。すべて黒と金だけにするなら、「OVO」のロゴをどこかに入れるべきだっただろう。

12. インディアナ・ペイサーズ

タイリース・ハリバートンやマイルズ・ターナー、バディー・ヒールドではなく、ジャスティン・ハーバート、オースティン・エケラー、キーナン・アレン(NFLロサンゼルス・チャージャーズ)を見るのかと感じさせるコートだ。だが、とても独特で、実際にうまくいっている。

13. ポートランド・トレイルブレイザーズ

正直に言って、中央の「ripcity」の文字内の格子柄がとにかく本当に気に入っている。ただ、ベージュの帯も良い仕事をしており、うまく赤いコートのアクセントになっている。

14. アトランタ・ホークス

1位のウルブズと非常に似ており、ベースラインの「Atlanta」も評価できる。だが、ホークスの試合なのか、それともノースカロライナ大学の試合なのか?

15. ロサンゼルス・クリッパーズ

ロイヤルブルーは「ロブ・シティ」時代のジャージーを思い起こさせる。ネイビーの帯も良い。だが、コート中央のクリップアートみたいなフォントは見過ごせない。

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16. ボストン・セルティックス

緑色の寄木細工を試す絶好の機会を逃した。ダークグリーンと金色がうまくかみ合い、レッド・アワーバックやビル・ラッセルへのオマージュが完璧とはいえ、残念だ。

17. オーランド・マジック

グレーとネイビーでシャープだが、なぜ元祖「Magic」の文字にしなかったのだろうか。そうすれば、簡単にトップ10入りしていただろう。

18. フィラデルフィア・76ers

けちをつけるみたいかもしれないが、中央の「76」が赤ではなく白だったが、ヒートから「最高の赤いインシーズン・トーナメント特別仕様コート」の称号を奪っていただろう。

19. デンバー・ナゲッツ

忘れている人がいるかもしれないが、5280フィートは1マイル。それを思い出させるコート中央だ。

20. シカゴ・ブルズ

ブルズが帯のワイン色と金色でキャバリアーズにオマージュをささげたのは良かった。

21. ミルウォーキー・バックス

バックスがロイヤルブルーのコートにしようとしなかったのはうれしい。昨季はいくつかの試合でデューク大学を見ているかのようだった。

23. ダラス・マーベリックス

中央の「Mavs」の文字はすごくクールだ。だが、グレーとグレーを重ねる以上のことが必要だろう。

23. サクラメント・キングス

見てほしい。またグレーのコートだ。

24. メンフィス・グリズリーズ

グリズリーズはトライすることもしなかった。ロゴと名称を外したら、文字どおりにどのチームでもあり得るコートだ。

25. サンアントニオ・スパーズ

「フィエスタ」の配色にこだわるだけで、1位になる機会だった。だが実際は、なくなったが忘れられていないシアトル・スーパーソニックスへのオマージュとなり得るようなコートだ。

26. ヒューストン・ロケッツ

このコートは何も間違っていない。ただ、鮮やかな赤であること以外に目立つところがないのだ。

27. ゴールデンステイト・ウォリアーズ

ワイオミング大学はここでホームゲームを戦えたらうれしいだろう。

28. ワシントン・ウィザーズ

あれはティールブルーなのか? リーグワーストのシティ・エディション・ジャージーに加え、さらに畳みかけてきたウィザーズは大胆だ。

29. デトロイト・ピストンズ

パソコンのマウスを使って電子書類にサインしようとするのがどのようなものかはご承知だろう。彼らはそうやって中央の「Detroit」をつくったのだ。

30. ニューオーリンズ・ペリカンズ

スライムにコート中心部を横切らせたようだ。少なくとも、暗闇では光るということなのだろうか。そのように見えるのだが…。

原文:Ranking the NBA's In-Season Tournament courts from best (Timberwolves) to worst (Pelicans)(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Kyle Irving

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You read that wrong – not Kyrie Irving. From Boston, graduated from the University of New Hampshire. Sixth season as a content producer for NBA.com's Global editions. Covering the NBA Draft has become his annual "dream come true" moment on the job. Irving has a soft spot for pass-first point guards, with Rajon Rondo and Steve Nash being two of his favorite players of all time.

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。