【注目ゲーム展望】驚異の新人ドンチッチがオールスターキャプテンのアデトクンボ率いるバックスに挑む

Mizuho Nishio

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日本時間2月9日(土)、今年のNBAオールスターゲームのキャプテンに選ばれたヤニス・アデトクンボが牽引するミルウォーキー・バックスと、今シーズンの新人王候補に名前が上がっているルカ・ドンチッチ率いるダラス・マーベリックスの一戦が行なわれる。この試合は午前10時30分から『Rakuten NBA Special』(Rakuten TV / 楽天TV)で配信される予定だ。

バックスのオフェンスの起点になっているのは、得点、リバウンド、アシストでチームトップの数字を記録しているアデトクンボだ。加えて、チームの3ポイントショットが、平均得点でリーグ2位に位置する今シーズンのバックスの得点力を支えている。シーズン残り30試合を残した段階で、彼らはすでに昨シーズンの3P試投数に迫る1964本のシュートを放ち(昨シーズンは2024本)、688本を成功させている(昨シーズンは718本)。

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そのバックスの3ポイントシューターとしてまず名前が上がるのは、今年のNBAオールスターウィークエンドで『MTN DEW 3ポイントコンテスト』に出場するクリス・ミドルトンだが、1試合平均の3P試投数がチームで最も多いのは、意外にもセンターのブルック・ロペスだ。

今シーズンから加入したバックスで“ストレッチ5”(アウトサイドシュートを得意とするセンター)としての才能を開花させたロペスは、3Pの試投数、成功数、成功率すべてでキャリアハイの数字を記録中。このままの調子を維持すれば、平均3P成功数2本以上と平均ブロック数2本以上を同時に達成するNBA史上初の選手になる可能性がある。この試合も、213cmの長身から3Pを量産する“スプラッシュ・マウンテン”の活躍に注目だ。

Mavericks vs Bucks

一方のマーベリックスは、同2月8日(現地7日)のトレードデッドラインを前に先発4人を放出し、ドンチッチを中心にチームを再建する方向性を明確にし打ち出した。まず、同1日(現地1月31日)にニューヨーク・ニックスとの間で大型トレードを成立させ、ディアンドレ・ジョーダン、ウェスリー・マシューズ、デニス・スミスJr.という3人のスターターと将来のドラフト1巡目指名権2つを放出して、クリスタプス・ポルジンギス、ティム・ハーダウェイJr.、トレイ・バーク、コートニー・リーを獲得した。そして、トレードデッドラインを目前に控えた同6日(現地5日)のシャーロット・ホーネッツ戦の試合中にハリソン・バーンズをサクラメント・キングスにトレードすることが明らかになり、ついに今シーズン開幕時点の先発はドンチッチただ1人となった。

ユーロリーグで最年少MVPを受賞した経験を持つ弱冠19歳のドンチッチは、同1月28日(現地27日)のトロント・ラプターズ戦でNBA史上最年少での30得点超えトリプルダブルを達成したのをはじめ、すでに3度のトリプルダブルを達成して、10代で複数回のトリプルダブルを達成したNBA史上初の選手になっている。

ポルジンギスは今シーズンを全休することが濃厚だが、ベテラン選手のような落ち着きと多才さを兼ね備えるドンチッチと、コート上のどこからでも得点を決めることができる身長221cmのポルジンギスのコンビが、マーベリックスの新時代を築き上げることは間違いない。

この2チームは同1月22日(現地21日)に1度対戦し、ホームのバックスが116-106で勝利している。その試合でドンチッチは18得点、11リバウンド、10アシストとトリプルダブルの大活躍を見せたが、アデトクンボ(31得点、15リバウンド)、エリック・ブレッドソー(21得点)、マルコム・ブログドン(19得点)、ロペス(16得点、10リバウンド)らがバランス良く活躍したバックスから勝利を奪うことはできなかった。ロスターを一新したマーベリックスは、イースタン・カンファレンス首位のバックスに対してどのような戦いを見せるのか?

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📺 バックス対マーベリックスは2/9(土)AM10:30開始!


Mizuho Nishio