【注目ゲーム展望】セルティックス対レイカーズ: 通算優勝回数リーグ最多の名門球団対決

Mizuho Nishio

【注目ゲーム展望】セルティックス対レイカーズ: 通算優勝回数リーグ最多の名門球団対決 image

日本時間3月10日(日)、ボストン・セルティックスとロサンゼルス・レイカーズという名門チーム同士の一戦が行なわれる。この試合は午前10時20分から『Rakuten NBA Special』(Rakuten TV / 楽天TV)で配信される予定だ。

📺 ライブ・見逃し配信 今なら31日間無料トライアル実施中(Rakuten TV / NBA公式視聴サービス)

今シーズンの開幕前は「セルティックスがイースタン・カンファレンスを制する」と予想する声が多かった。しかし、これまでのところセルティックスは40勝26敗でイースト5位に甘んじている。オールスター休暇明けの2月後半に4連敗した際には「エースのカイリー・アービングがチームメイトと上手くいっていない」という噂まで流れた。

そんなチームの重い空気を一変させたのは、足首の大怪我により昨シーズンを棒に振り、今シーズンから本格的にセルティックスの一員としてのプレイをスタートさせたゴードン・ヘイワードだ。ユタ・ジャズ時代にエースを務めていたヘイワードは大きな期待を背負ってセルティックスに移籍したが、長期離脱によるブランクの影響で、今シーズンは期待外れな成績を残していた。

しかし、今月6日(現地5日)のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で30得点、7リバウンド、4アシストという大活躍を見せてチームを勝利に導くと、翌日のサクラメント・キングス戦では決勝ジャンパーを沈めて2連勝の立役者となった。ヘイワードがこのまま好調を維持すれば、セルティックスがイーストの上位に食い込む可能性も十分にあるはずだ。

Celtics vs Lakers

一方のレイカーズは、今月7日(現地6日)のデンバー・ナゲッツ戦を落としたことでプレイオフ進出の可能性がほぼ消滅した。そのため、今シーズンの残り試合はレブロン・ジェームズの出場時間を制限することを決めた。ジェームズは直近の8シーズン連続でNBAファイナルに進出してきたが、今シーズンはプレイオフに進出することすら難しくなった。ジェームズがプレイオフを逃せば、13シーズンぶりのことになる。

今シーズン、思ったように勝率を伸ばせなかったレイカーズは、起死回生の一手としてニューオリンズ・ペリカンズのアンソニー・デイビス獲得を画策した。レイカーズは、カイル・クーズマやロンゾ・ボールら将来有望な若手選手数名に加え、ラジョン・ロンドやランス・スティーブンソンといったベテラン選手や複数のドラフト指名権を含む好条件をペリカンズに提示し、トレード成立寸前というところまで話を進めたが、トレード・デッドライン直前に横やりが入り、この話はご破算となった。

この横やりを入れた張本人が、今回の対戦相手であるセルティックスのダニー・エインジ球団社長だ。エインジ球団社長は、ペリカンズに「今年のオフまで待てば、我々がレイカーズより良いトレード条件を提示する」と伝え、レイカーズがデイビスを獲得することを阻止したと言われている。最後の頼みの綱だった大型補強に失敗したレイカーズは、トレード・デッドライン(2月8日)以降3勝8敗と大きく負け越し、プレイオフ争いから大きく後退する結果となった。

Celtics vs Lakers

優勝回数NBA歴代1位のセルティックス(17回)と、2位のレイカーズ(16回)は、過去に幾度となく名勝負を繰り広げてきた宿命のライバルだ。プレイオフの上位シードを狙うセルティックスと、プレイオフ進出が絶望的となったレイカーズとでは置かれた状況は違う。だが、この2チームによる伝統の一戦は勝敗を超えたドラマを生んでくれるはずだ。

📺 セルティックス対レイカーズをRakuten TVで観る

NBA公式視聴・配信サービス『Rakuten NBA Special』では、新規登録すると31日間無料でNBAの試合を視聴できるキャンペーンを実施している。この機会に、日本語実況・解説付きのNBA配信の魅力を是非チェックしてみよう。


Mizuho Nishio