トレイ・ヤング「オールスターウィークエンドは楽しむものだが、試合は真剣勝負」

Mizuho Nishio

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2月14日(日本時間15日)にイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで開催されるNBAライジングスターズに出場するアトランタ・ホークスのトレイ・ヤングが、試合当日の朝に行なわれたインタビューセッションで質疑に応じた。

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コービーのように子供たちのお手本になりたい

――2年連続でライジングスターズに出場しますが、今年の抱負は?

アンセルフィッシュな選手が揃っているので、チーム一丸となってプレイして楽しい時間を過ごしたい。バスケットボールはチームスポーツだからね。

――初出場の選手に期待することは?

ザイオン・ウィリアムソンやジャ・モラントといった運動能力が高い選手が揃っているから、彼らのハイライトプレイに期待したい。

――コービー・ブライアントのオールスターウィークエンドにまつわる思い出はありますか?

あのマイケル・ジョーダン相手に本気でプレイしていたのが印象に残っている。オールスターウィークエンドは楽しむものだけれど、試合では真剣勝負をするべきだ。

――コービーとの最後の思い出は?

コービーは「君のことを誇りに思っている。僕の娘だけでなく、多くの子供にとってのお手本になる選手になってほしい」と言ってくれた。彼は僕にとって身近な存在で、いろいろなことを教えてくれた。僕も彼のように子供たちのお手本になるような選手になりたい。

――今夜対戦するルカ・ドンチッチとは良い関係を築いているようですね?

ルカも素晴らしいシーズンを送っているし、NBA2年目の僕たちが2人ともオールスターゲームのスターターに選ばれたなんて信じられないことだ。今夜のライジングスターズでもお互いに楽しみたい。

――オールスターウィークエンドに1on1のトーナメントを導入すべきという意見がありますが?

クールなアイデアだと思う。ただ、多くの選手がオールスターウィークエンド中に体を休ませたいと思っているから、実現する可能性はわからない。でも、常に新しい試みをするのは良いことだと思う。

――誰と1on1で対決したいですか?

誰とでも対決するよ。

――1on1の能力が高い選手の中で最も過小評価されている選手は?

ドリュー・ホリデー(ニューオーリンズ・ペリカンズ)だ。彼は得点を取れるし、とても強い体を持っている。それに、彼はバスケットボールIQが高いから、得点を決めるための知識を持っているんだ。

 

先発出場のヤングは18得点

U.S.チームのメンバーとしてライジングスターズに先発出場したヤングは、約20分のプレイで18特典、7アシスト、4リバウンドを記録。16日(日本時間17日)の第69回NBAオールスターゲームにはチーム・ヤニスの一員として自身初のオールスターゲームに先発出場する予定だ。

ライジングスターズ後の質疑応答は以下の通り。

――ルカ・ドンチッチとハグをした瞬間は素晴らしかった。今夜の最高の瞬間はあれだった?

そういう瞬間はたくさんあったよ。ルカとのあの瞬間は、そうかもしれないね。ハーフコートから打てと言ったのは僕なんだ。パスをすると思って、打ったほうがいいぞって言ったのさ。そして彼が打ったら入ったんだよ。クレイジーな瞬間だったね。楽しかったよ。

みんな、ハイライトになるような場面がたくさんあった。マイルズ(ブリッジズ)のようにね。本当の試合だったらテクニカルファウルになるくらい、コートまで出ていって拳を合わせたよ。でも、楽しい瞬間がたくさんあった。

――ザイオン・ウィリアムソンが第2クォーターのダンクでバックボードを曲げたのには気づいた?

そうなの? 気づかなかったよ。たぶん、彼がリングを曲げたのは初めてじゃないんじゃないか。キャリアを終えるまでに壊すかもね。自分が見てなかったのは驚きだけど、クレイジーだね。

――出場する3つのイベントの最初だったことは心構えを変えた? あるいは、少し楽にいかなきゃなどと思った?

もちろん、まずはケガをしたくないと思ってこの週末に臨んでいる。だから、コートに出て、ハードにプレイし、競うだけさ。でも、賢く、ね。

だから、気楽にとかじゃない。単に賢くというだけだ。正直、長い週末になること、特にこれからの2日間で3ポイントコンテストとオールスターゲームがあると分かっているからね。

――前半を終えてビハインドを背負っていたが、チームメイトたちを鼓舞するために何を言った?

オールスターはどんな試合も最初はぐちゃぐちゃだったり、ショットが悪かったり、ハイライトになるようなプレイをしようとしたりする。それが終盤に向かっていくうちに、みんなより真剣にプレイするようになるんだ。今夜もそうだったと思う。もちろん、彼らがリードして、ハーフタイムで10点差だったから、僕らは試合の終わりでより集中していたよ。


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Mizuho Nishio