3月7日(日本時間8日)にジョージア州アトランタのステイト・ファーム・アリーナで開催された第70回NBAオールスターゲームで、カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)はチーム・デュラントの一員として先発出場し、24得点、12アシストを記録した。
ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデンとともにネッツから3人が選出された今回のオールスターゲームを終えた後の記者会見で、アービングが報道陣の質疑に応じた。
――オールスターに出場するのは決して当然のことではないと言っていた。負傷でケビン・デュラントはプレイできなかったが、同じチームに2人のチームメイトがいるのはさらに特別なことか? イースタン・カンファレンスでの最後のオールスターの時(2017年)は、レブロン(ジェームズ)、ケビン(ラブ)と一緒だったと思うが。
これが当然のことだとは思いたくない。もちろん、K(デュラント)がここにいなくて、少し未完成のような感じだったけど、僕たちにはシーズン後半戦で健康な彼が必要だ。それは本当に大切なことなんだ。
たくさんのハードワークが必要だ。プロのアスリートでいるために、世界最高のひとりとして認められるのに、どれだけのものが必要なのかを知る人は多くないと思う。特にこの世界では、NBAやバスケットボールを支えるカジュアルなファンは、偉大であるために必要なもののほんの一部しか見ることはできないからね。
だからこそ、仕事に打ち込み、報われるのは光栄なことなんだ。特に、チームメイトたちと一緒に報われる時はね。これが歴史に残ることなのは分かっている。でも、当たり前のことだとは思いたくない。
――昨年フォーマットが変わってから、あなたがプレイするのは初めてだった。過去の経験と比べて感覚は違ったか?
思うに、それは何を得ようとしているかによると思う。守備的にプレイするかどうか、最大の努力をするかどうか。これはオールスターゲームなんだ。多くの選手は後半戦のことを気にしている。だから、試合に出て競い合いたいと望む選手たちのバランスが必要なんだ。
僕たちは一生懸命にプレイしたと思うよ。でも、ステフ(ステフィン・カリー)やデイム(デイミアン・リラード)のような、ハーフコートから3ポイントショットを打つような選手たちがいると、ほかにできることはあまりない。だから、彼らを称えるばかりさ。
――再びバスケットボールに戻るまで4日あると思うが、その時間で何をする?
みんながやるべきであるように、自分のことをやるだけさ。自分のことに集中し、人々を助けるために責務を果たしていく。それだけだ。