追い詰められたウォリアーズを率いるスティーブ・カーHC「まず1勝をあげられるようにトライする」

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6月7日(日本時間8日)にオラクル・アリーナで行なわれたトロント・ラプターズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズのNBAファイナル2019 第4戦は、ラプターズが105-92で勝利した。敵地で連勝したラプターズがシリーズを3勝1敗でリードし、球団史上初優勝に王手をかけている。

📺 NBAファイナル2019全試合配信(Rakuten TV / NBA公式視聴サービス)

試合後の会見で、ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチが第4戦を振り返った。

ーー決して楽ではないポジションで、ファイナルで1勝3敗という状況を見たことがない。過去に追い詰められた経験から、どうやって第5戦に向けて準備していく?

まずは1勝するために努力する。以前オクラホマシティ・サンダーを相手にやったことと一緒。1勝して、そこから前に進む。

それこそ、チームが集中すべきこと。明日トロントに向かい、今日の試合映像を確認して改善点を見出し、勝つためにトライする。これまでにたくさんの試合で勝ってきたのだから、次の勝利のために努力する。

ーーあなたが就任してから、今回のシリーズがプレイオフで最も守備に苦しんでいる印象を受ける。守備での問題は?

ボールを動かす優れたチームと対戦している。ディフェンスでも良い場面を作れたが、試合を通してはやれていない。それが必要なことだ。

彼ら(ラプターズ)を称えたい。素晴らしいオフェンスを決めていて、脅威になれる選手が大勢いる。シューターも、パサーも揃っている。

彼らは良いプレイをしている。我々がもっと良いプレイをしないといけない。

ーー(逆転するには)3連勝しないといけない。今季6度対戦して5敗を喫した相手に勝つのに、どれくらいプレイを改善させないといけない?

トロントに向かって、まず1勝をあげられるようにトライする。シンプルな話だ。3勝することを考えてはいない。1勝することが、我々の目標。

それだけの力が我々にはある。才能のある選手が揃い、プライドもある。力があるからこそ、ここ5年続けてファイナルに進出できている。彼らは非常に競争心が強く、チームも一つにまとまっている。選手たちは次の試合でも戦う。戦い抜く。まず1勝をあげられるようにトライする。それができたら、またこの会場に戻って、戦いの行方を見るようになる。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ