初優勝に王手をかけるも冷静なニック・ナースHC「ウォリアーズに勝つのがどれだけ大変かは、我々全員が理解している」

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6月7日(日本時間8日)にオラクル・アリーナで行なわれたトロント・ラプターズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズのNBAファイナル2019 第4戦は、ラプターズが105-92で勝利した。敵地で連勝したラプターズがシリーズを3勝1敗でリードし、球団史上初優勝に王手をかけている。

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試合後の会見で、ニック・ナース・ヘッドコーチが第4戦を振り返った。

ーーここ2試合はロードだったが、多くのラプターズファンが会場で観戦し、大きな声でチームに声援を送っていた。トロントからオラクルまで遠征してくれたファンの姿を見て、どういう気持ち?

第一に素晴らしいことだと思う。レギュラーシーズンから、ファンも敵地に応援に駆けつけてくれていた。本当に素晴らしいことだ。我々はカナダのチームで、国中のカナダ出身のファンが応援に駆けつけてくれている。フロリダでも、カリフォルニアでも、ほかの都市でもね。特にデトロイトでの試合は素晴らしくて、見るべきだ。(デトロイト・ピストンズとラプターズの)ファンが大きな声を出して応援している。

それをファイナルでも見られていることに驚いている。チケットを入手するのも簡単ではないはずだ。我々のファンは全力で応援してくれて、必死に声を出して応援してくれている。本当に感謝している

ーー2014年の(サンアントニオ)スパーズと今のチームを比較できる? どちらのチームもファイナルでの守備に優れていて、共通点も多いように見える。

(2014年のスパーズが)優れていたということくらいしか記憶にない。私は、過去のチーム、あるいは選手と今のチーム、選手を比較することに慣れていない。

ただ、このチームは、今夜の試合でも必死に戦った。序盤に相手のパンチを受けても耐えて、プレイし続けた。そして後半に勝利に対する気持ちの強さを示すことができた。比較するとしたら、そういう部分が似ているのかもしれない。

ーープレイオフを通じて、選手たちからは目の前の試合に集中するという話を頻繁に耳にしてきた。あと1勝に迫って、期待も大きくなった今、この意識を保つのは難しいのでは?

難しいだろうね。これからホームに戻るわけだが、知っての通り、トロントは凄まじい雰囲気になるだろう。私からファンに伝えたいことは、我々はシリーズの戦績について発言したことは一度だってないし、ファンにとって未経験の場所だ。ウォリアーズは偉大なチームで、彼らに勝つのがどれだけ大変かは、我々全員が理解している。ホームでもアウェイでもハードにプレイしなければならないし、誰よりもハードにプレイするチームになれるよう集中して取り組まないといけない。それができれば、試合に勝てるチャンスが生まれる。その後のことは、それから始まる。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ