3Pコンテスト初優勝のアンソニー・タウンズ「自分の実力を世界に見せつけるのが待ちきれなかった」|NBAオールスター2022

YOKO B

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2月19日(日本時間20日)にオハイオ州クリーブランドのロケット・モーゲージ・フィールドハウスで行なわれたNBAオールスター2022のState Farmオールスター・サタデーナイト・『第36回マウンテンデュー・3ポイントコンテスト』で、ミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズが初優勝を果たした。

3Pコンテスト終了後、報道陣の前に現れたアンソニー・タウンズは質疑応答の前に「誰が僕じゃないほうに賭けたのか知りたいんだ。知りたいのはそれだけ。ただそれを知りたい」と話した。

――今朝の練習の後に調子がいいと言っていたが。

30点まであと少しだったよね。ベンチにいたみんなが「カールは30点取るぞ」って言ってたんだけど、最後のショットは外してしまった。テレビでさっきも言ったけど、勝ててすごく嬉しい。すごいことなんだけど、でも僕は自分に対する基準が高くて、僕のミネソタでの7年のキャリアを知ってる人ならわかると思うけど、僕は誰よりも自分に厳しいんだ。ライターでもブロガーでも誰でも、僕のプレイについて僕より厳しく批評できる人はいないんだ。

だから、30点を取れないことがすごく悔しくて最後の2本をだましだまし打ったんだ。31点か32点は取れたんじゃないかなと思う。ファイナルラウンドで勝つには30点が必要だと思っていた。自分の中でファイナルラウンドに行くと決めていたんだ。29点で勝てて良かったよ。

――どのくらい勝ちたかったのか?

朝8時に起きて練習するくらいだね(笑)。そのくらい単純なことなんだ。何度も言うけど、僕は参加するためにここに来たんじゃなくて、競争するためにここに来たんだ。勝つために来たんだよ。

でもその一方で、僕の人生において110%の力で自分のすべてを出し切ることができないことは、やりたくないというのがモットーなので、このコンテストに出させてほしいと何年もNBAに頼んでいて今年ようやく声がかかったので、それを最大限に生かしたかったんだ。もし出るなら、精一杯やろうと思うから。

――以前、自分のことを歴代最高のシュートビッグマンだと言っていたが、これは新たな証明になる?

この優勝は、それを証明するために履歴書に載せるには良い内容だと思うよ。ビッグマンは10年間優勝していなかった。そして、10年前には誰が勝った?ウルブズ(のケビン・ラブ)でしょ。本来あるべき場所に戻ってきたんだ。

――ファイナルラウンドでは1番手だったが、後続の2人を見ている間はどんな気持ちだった?

幸せだったよ。嬉しかったんだ。1番にやりたかったから。ルーク・ケナードにも最初にやりたいと伝えていて、だから自分の名前を呼ばれて1番手だと言われたときは嬉しかったね。自分のシュート力にはものすごい自信があるので、とにかく1番に打ちたかったんだ。

高得点を出して、みんなにプレッシャーをかけたかった。そうすれば達成が難しいと思わせることができるから。完璧でなければならない状況で1本でも失敗したら自信がなくなる。だから、早くそういう雰囲気にしておきたかった。

でも、気分は良かったよ。一日中、本当に良い気分で、本当に自信があったし、一日中自分が感じていたエナジーは、緊張でも不安でもなかった。ただとにかくものすごく自信があって、この舞台を与えられときに自分の実力を世界に見せつけるのがが待ちきれないという感じだったよ。

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。