デビン・ブッカー「すべての瞬間を受け止めようと思った」|NBAオールスター2022

YOKO B

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第71回NBAオールスターゲーム:デビン・ブッカー

2月20日(日本時間21日)にオハイオ州クリーブランドのロケット・モーゲージ・フィールドハウスで開催された第71回NBAオールスターゲームは、チーム・レブロンがチーム・デュラントに163-160で勝利した。

チーム2位となる20得点、5リバウンド、2アシスト、4スティールを記録したチーム・デュラントのデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)が報道陣の質疑に応じた。

――バスケットボールの試合というだけではなくリーグの祭典でもある、この特別な試合に出場した感想は? セレモニーの最後には次世代に引き継がれた感があったが。

そうだね、これは特別だった。僕はほかに1回しか参加したことはないけど、リーグがNBA75周年記念チームを代表して、このゲームを形づくって変えてきた偉大な先人たちと同じ場にいることができ、僕ら若い世代が今のようなポジションにいられたのは、本当に特別なことだった。

NBA75周年記念チームのセレモニーの後で、ジャ(モラント/メンフィス・グリズリーズ)や、ルカ(ドンチッチ/ダラス・マーベリックス)、カール(アンソニー・タウンズ/ミネソタ・ティンバーウルブズ)と一緒にスピーチをする機会を得たことも、僕にとってもうひとつの貴重な時間だった。すべての瞬間を受け止めようと思ったんだ。僕にとって本当に大切な時間だったね。

――ここにいられたことにはどんな意味があった?

受け止めることがすごく多いんだ。こういう瞬間はあとから振り返るものだと思う。カメラのフィルムを現像して、この瞬間を思い出せるんだ。ただ彼らの周りにいて、彼らからいろいろ吸収したことを思い出すんだ。オールスターウィークエンドは、いつも集中している競争心の強いメンバーが大勢いるけど、その人の性格や笑顔をたくさん見ることができるから素晴らしいと思う。大成功だったね。

――クリス・ポールが親指を痛めて6週間から8週間休養することになったことをどう思う?

できるなら彼に出てほしいとは思う。どうすべきか見極めなくちゃいけない。ひとりひとりがちょっとずつ頑張らないといけない。僕はこの状況のいいところを見るようにしている。彼は足を休ませることができる。僕らが目指している長いポストシーズンに向けて、彼は準備することができるんだ。だから、彼がいなくても頑張らないとね。砦を守り抜かなければならない。コーチはすでに彼がいない状態でもうまくいくようなゲームプランや策を検討しているはずだ。

――これからあなた方が成し遂げようとしていることについて、試合中に考えていたのか、それとも親指の状況を知ったときから「まずい、このままではいけない」と思ったのか、最初はどのように受け止めたのか?

あれは試合では常に見たいくない部分だね。でも、コーチはいつも「コントロールできることをコントロールしろ」と言うんだ。それもゲームの一部であり、起こるときもある。幸いなことに、シーズンが終わってしまうような致命的な怪我ではないと思うし、大事な試合のタイミングでは戻ってくるでと思っているよ。

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。