オハイオ州アクロン出身のレブロン・ジェームズ「この場にいられてとても幸せ」|NBAオールスター2022

YOKO B

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2月20日(日本時間21日)にオハイオ州クリーブランドのロケット・モーゲージ・フィールドハウスで開催されるNBAオールスターゲーム2022に向けて、19日(同20日)に前日練習が行われた。

5年連続でチームキャプテンを務めるロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが、練習後にメディアの質問に答えた。

オハイオ州アクロン出身のジェームズは、会見の冒頭で「この場にいられてとても幸せだ。ここから南へ35分のアクロンで育ったので、オールスターウィークエンドに、ここで家族や友人とともにこの数日を楽しく過ごせて本当に嬉しい」と述べている。

「最後にここ(クリーブランド)でオールスターゲームが行われた1997年のことを覚えているんだ。その時、僕は12歳だったと思う。そして、ルーキーだったコービー(ブライアント)が、ダンクコンテストでイーストベイ・ダンクを披露して優勝するところを見たのを覚えている。だから、あれから25年後にこの場所にいるということは素晴らしい」。

――オールスターゲームに対するアプローチは違う?

わからないな。ただ、そのときの自分の体調やシーズンの状況によって違うアプローチをしてきていると思う。もしもっと休養が必要なら、オールスターゲーム中に燃え尽きるほどプレイしようとは思わない。でも同時にファンにも楽しんでもらいたいと思う。それがオールスターだから。ただ当然、賢くプレイするけどね。

こういう試合にはかなり多く参加しているから、自分の出場時間やプレイの内容についてはちゃんと考えたいとは当然思っているよ。シーズン中で自分の出場時間について話せるのは、この試合だけだから。

――チーム(レイカーズ)のリーダーとして、チームがより良くなって最後まで勝ち進み、優勝するためには何を調整する必要があると思う?

ここ数試合のプレイの仕方はとても気に入っている。トレードデッドライン以降、ロッカールームのエナジーに変化があって、ここ数試合のプレイぶりが気に入っているんだ。1つは勝利につながり、1つは敗戦という結果になった。でも、引き続き同じエナジーで、同じつながりを保てたらと思う。それは当然、チームのリーダーとして僕が責任を持つ必要がある。

――ルカ・ドンチッチについて。

彼のゲームのすべてが好きなんだ。彼の試合の仕方は、僕のゲームのやり方を思い起こさせる。僕たちはトリプル(得点、リバウンド、アシスト)での脅威なんだ。リバウンドもするし、パスもする。チームメイトを活気づけ、コートで気持ち良くプレイさせ、チームメイトのリズムを保てるようにと、パスを第一に考える。そして、もし僕らを見下すようなことがあれば、僕らは40得点することもあるからね。

――あなたは若者の存在感が増すことを重視しているが、ジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)という19歳のオーストラリア人選手のことをどう思う?

彼は本当に、本当に、すごく良い選手だ。素晴らしいペースでゲームをするし、ビジョンが素晴らしい。僕はずっと、プレイが起こる前にそれが見えるパス優先のガードが大好きなんだ。ジョシュは、コートにいる多くの選手よりもずっと早くゲームが見える選手の1人で、それを証明しているよね。彼は3試合連続でトリプルダブルを達成しているし、美しいバスケットボールをすると思う。

MVPはサム・プレスティ(サンダーのジェネラル・マネジャー)だよ。ジョシュ・ギディーは素晴らしい選手だ。サム・プレスティの才能を見抜く目が、僕には信じられない。彼がドラフトした選手には、KD(ケビン・デュラント/ブルックリン・ネッツ)、ラス(ラッセル・ウェストブルック/レイカーズ)、ジェフ・グリーン(デンバー・ナゲッツ)、サージ・イバカ(ミルウォーキー・バックス)、レジー・ジャクソン(ロサンゼルス・クリッパーズ)、ジョシュ・ギディーとか、挙げればきりがないほどいる。あの人は本当に有能だよ。

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。