クリスタプス・ポルジンギスと再契約を結んだマーベリックスが迎える新時代

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ダラス・マーベリックスは7月12日(日本時間13日)、クリスタプス・ポルジンギスと再契約を結んだことを発表した。

📺 NBAサマーリーグ2019配信(Rakuten TV / NBA公式視聴サービス)

2015年のドラフトでニューヨーク・ニックスに全体4位指名されたポルジンギスは、ルーキーシーズンに72試合先発出場を果たし、1試合平均28.4分間のプレイで14.3得点、7.3リバウンド、1.9ブロックを記録。2015-16シーズンのオールルーキー・ファーストチームに選出された。

ポルジンギスは昨季途中の2019年1月31日(同2月1日)、デニス・スミスJr.やディアンドレ・ジョーダン、ウェスリー・マシューズ、2つのドラフト1巡目指名権とトレードで、ティム・ハーダウェイJr.やコートニー・リー、トレイ・バークとともにマーベリックスに加入した。

NBA通算186試合に出場(先発185試合)し、1試合平均31.0分間のプレイで17.8得点、7.1リバウンド、2.0ブロックを記録。2017-18シーズンには48試合に先発出場し、1試合平均で自己最多の22.7得点と2.4ブロック、6.6リバウンドをマークし、オールスターに選ばれた。

2018年2月6日(同7日)に左前十字靭帯を断裂し、以降は試合に出場していない。

契約内容の詳細は公開されていないが、4年のマックス契約と報じられている。

攻守におけるリング付近でのインパクトに加え、3ポイントショットの能力も持ち合わせるポルジンギスは、NBAでも有数のタレント。そして、彼はまだ非常に若い。8月2日(同3日)で24歳だ。

ルカ・ドンチッチとポルジンギスのコンビは、今後のマーベリックスの新たな顔となるはずだ。21シーズンにわたるダーク・ノビツキー時代が終わり、これからのマーベリックスの顔はこのふたりとなる。

マーベリックスはポルジンギスやマキシ・クリバー、ドリアン・フィニー・スミスら若いFA選手たちと再契約を結んだ。これは、この夏の最優先事項だった。

ポルジンギスがひざの負傷からどれほどうまく戻ってこられるかは、誰にも分からない。2月に彼を獲得して以降、すぐにシーズンの残り試合を欠場すると明かすなど、マーベリックスはこの上なく慎重な姿勢だった。10月のシーズン開幕を迎える頃には、ポルジンギスは20か月もレギュラーシーズンの試合に出ていないことになる。

だが、ポルジンギスが負傷前のような調子に戻ることができれば、マーベリックスが現在と未来の双方において大きな武器を手にすることは明らかだ。

シーズンが終わったときに、リック・カーライル・ヘッドコーチは「ポルジンギスにドンチッチと、2人の若いスターを擁する若いロスターになっている。準備を整えるよ。ルカ、クリスタプス、ハーダウェイJr.、(ドワイト)パウエル、(ジェイレン)ブランソン、(ジャスティン)ジャクソン。彼らは全員、我々が作り上げようとしているパズルにとても良いピースだ」と話している。

「我々は大きく楽観できるはずだ。ただ、この夏にやらなければいけない仕事はたくさんある」。

3シーズン連続でプレイオフを逃しているマーベリックスだが、経営陣はポルジンギスとドンチッチのコンビがチームに継続性と才能をもたらし、今後はより競争的になれると楽観している。

原文: Porzingis, Mavericks make it official; let the new era begin by Eddie Sefko/Mavs.com(抄訳)​


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ