5月12日(日本時間13日)にペプシ・センターで行なわれたポートランド・トレイルブレイザーズ対デンバー・ナゲッツのウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第7戦は、CJ・マッカラムが37得点、9リバウンドを記録し、ブレイザーズが100-96と勝利。シリーズ成績4勝3敗でゴールデンステイト・ウォリアーズが待つカンファレンス・ファイナル進出を決めた。
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前半に一時17点のビハインドを背負い、26点差で敗れた第5戦の再来も考えられた。だが、ブレイザーズは、第2クォーター残り7分26秒にテリー・ストッツ・ヘッドコーチがタイムアウトを要求して流れを止め、39-48と9点ビハインドで前半を終えると、第3Qの反撃で1点差まで詰め寄った。
第4Qに逆転したブレイザーズは、残り12.4秒にマッカラムのプルアップジャンパーでリードを3点に広げる。一方のナゲッツは、残り11.4秒にニコラ・ヨキッチが1本目のフリースローを外してしまう。ヨキッチは2本目を外さずに決め、98-96でブレイザーズの2点リードとなった。
残り8秒にエバン・ターナーが2本のFTを決め、ブレイザーズがリードを4点としたのに対し、ナゲッツはヨキッチの3Pが決まらず。リバウンドをターナーが拾い、ブレイザーズが勝利を決めた。
2000年以来となるカンファレンス・ファイナル進出を果たしたブレイザーズ(4勝3敗)はマッカラムのほか、ターナーが14得点、デイミアン・リラードが13得点、10リバウンド、8アシスト、エネス・カンターが12得点、13リバウンドを記録している。
ブレイザーズが87-83と4点リードで迎えた残り4分44秒、マッカラムは速攻からのジャマール・マレーのレイアップをブロックした。このビッグプレイを、マッカラムは「セス(カリー)が良い仕事をしてコースを切ってくれた」と振り返っている。
「レブロン(ジェームズ)のスタイルだった。数年前にレブロンがアンドレ・イグダーラを止めたブロックのミニバージョンみたいだった。クールなプレイだったね。あのときの写真をもらうよ」。
FG17本中3本成功に終わったリラードだが、そのうちの2本は第4Qの重要な3ポイントショットだった。ストッツHCは「様々な形で得点できる2人がいるのは贅沢だ」と、リラードとマッカラムに賛辞を寄せている。
「かたやマッカラム、かたやリラードだ。リラードがショットに苦しんでいるときは、マッカラムがビッグショットを決めてくれる」。
ナゲッツのマイケル・マローンHCも「NBA有数のバックコートであることをマッカラムが示した」と脱帽した。
「マッカラムがチームを支え、次々にビッグプレイを見せた」。
一方、2009年以来となるカンファレンス・ファイナルを逃したナゲッツ(3勝4敗)は、ヨキッチが29得点、13リバウンド、マレーが17得点、ギャリー・ハリスが15得点、ポール・ミルサップが10得点をマークしている。
第4QにFG10本中3本成功に終わったヨキッチは試合後、ロッカールームで涙ながらに自身を責めている。だが、マローンHCは「プレイオフでの14試合で世界中が彼のプレイを称賛してくれることを願う」と、ヨキッチを慰めた。
ウォリアーズとブレイザーズのカンファレンス・ファイナルは14日(同15日)から始まり、第1戦はウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナで行なわれる。
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