ペリカンズの新人ニケイル・アレキサンダー・ウォーカーがサマーリーグで活躍

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ラスベガスでのサマーリーグも佳境を迎えたが、6月20日(日本時間21日)のNBAドラフトで上位指名を受けた選手の大半は、負傷または球団の判断で出場していない選手が多い。

📺 NBAサマーリーグ2019配信(Rakuten TV / NBA公式視聴サービス)

そんな中、ニューオーリンズ・ペリカンズの新人ニケイル・アレキサンダー・ウォーカーの活躍が光っている。

ブルックリン・ネッツから全体17位で指名されたアレキサンダー・ウォーカーは、ラスベガスでのサマーリーグで3位となる平均27.7得点、同4位の6.3アシストを記録。7月13日(同14日)に行なわれたマイアミ・ヒートとの準々決勝でも34得点、5リバウンド、5アシスト、4スティールでチームを引っ張り、ペリカンズはオーバータイムの末にヒートを101-100で下して準決勝に勝ち進んだ。

20歳とは思えない落ち着きのあるパフォーマンスを続けているアレキサンダー・ウォーカーは、このまま抜きん出たプレイを続ければ、いずれシーズンMVP候補にも名前が挙がるかもしれない。

バージニア工科大時代はシューティングガードだったものの、サマーリーグではアシストを量産している。

サマーリーグでペリカンズの指揮を執るフレッド・ビンソンは「ニケイルはオフェンスを組み立てるのが非常に上手い」と語る。

「第1戦目を見て印象が変わったのは、そういう部分だった。彼には得点能力もあって、我々がやりたいペースでプレイする能力も備わっている。パスを出す力、チームメイトを見つけられる能力を持ち、アンセルフィッシュな彼がチームにいてくれて興奮している」。

ペリカンズは、2019-20シーズンは48分間での平均攻撃回数を表すペースでリーグ1位を目指すスタイルを打ち出している。チームのスタイルについて、アレキサンダー・ウォーカーは「すごく楽しい」と話した。

「チームには力のある選手、速いペースでプレイできる選手が揃っているから、楽しめる。リム周辺でフィニッシュさせられる選手、走れる選手、シュートに優れている選手がいれば、より楽にプレイできる。このチームには、それぞれ異なる役割を受け入れて、それを上手くこなせる選手が揃っている。だから、チームメイトを見つけて、チャンスを作るのは難しいことではない」。

今年の2月1日(同2日)以降ペリカンズで29試合に先発出場したケンリッチ・ウィリアムズも、アレキサンダー・ウォーカーを称えている。

「彼について一番驚かされているのは、その落ち着きだね。1年目で、バスケットボールIQも高い。周りとの差になる。彼はプレイする方法わかっている」。

原文:‘Poised’ guard Nickeil Alexander-Walker third in scoring, second in assists in summer league by Jim Eichenhofer/Pelicans.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ