ピストンズが28連敗を止める勝利 現地10月28日以来の白星

大西玲央 Reo Onishi

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12月31日(現地30日)、ミシガン州デトロイトのリトル・シーザーズ・アリーナにて行われたトロント・ラプターズ対デトロイト・ピストンズの一戦で、ケイド・カニングハムが30得点、12アシストの活躍を見せたピストンズが129-127で勝利した。

リーグ最長に並ぶ28連敗中だったピストンズにとって、現地10月28日以来となる待望の白星となった。

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やはり勝利を引き寄せたのはエースのカニングハムだった。後半だけで26得点と、必要な時間帯にチームに得点をもたらすだけでなく、12アシストで味方の得点を引き出し、0ターンオーバーとミスのないプレイメイクでチームを支えた。

接戦続きの展開のなか、カニングハムとジェイデン・アイビーによる連続3ポイントショットによって、試合残り5分50秒でピストンズが110-99とリード。ラプターズに8-2のランを許すなどし、終盤はファウルゲームとなったものの、しっかりとフリースローを決めたピストンズが逃げ切った。

カニングハムは「最高の気分だよ」と久々の勝利を祝った。

「とにかく戦い続けた。とても長い期間、多くの敗戦があったけど、絶対に諦めない連中と一緒にやれていることが本当に嬉しい」

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ピストンズ(3勝29敗)はカニングハムの他に、ボーヤン・ボグダノビッチが19得点、7リバウンド、ジェイレン・デューレンが18得点、17リバウンド、ケビン・ノックス二世が17得点をマーク。

敗れたラプターズ(12勝20敗)は、パスカル・シアカムが35得点、デニス・シュルーダーが30得点、9アシスト、ギャリー・トレントJr.が24得点と活躍したものの、連戦の2日目からの疲労に加え、本日発表されたOG・アヌノビーらのトレードの影響で、多くの選手が欠場したことが影響した。

ピストンズは次戦、1月2日(同1日)にアウェイでヒューストン・ロケッツと対戦し、今季2度目の2連勝を目指す。

ボックススコア

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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。