12月5日(日本時間6日)にキャピタル・ワン・アリーナで行なわれたフィラデルフィア・76ers対ワシントン・ウィザーズの一戦は、八村塁が今季最長の42分間プレイし、チーム最多の27得点を記録して、ウィザーズが119-113で勝利した。
前線ではセンターのポジションでプレイした八村だが、モリッツ・ワグナーが出場したこの日はパワーフォワードとして先発出場。最初の2本のフィールドゴールを決められなかったが、第1クォーター残り7分03秒にレイアップでこの初得点をあげると、同5分28秒にも得点を重ねる。
第2Qも最初に得点を記録した八村は、残り2分10秒に豪快なダンクを叩き込み、残り27.1秒には3ポイントショットを決めるなど、前半だけで19得点をマークした。
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後半に入っても、両チーム最初の得点をあげた八村は、第4Q終盤に再び貢献。残り3分55秒にはオフェンシブリバウンドからの得点を見せると、終了間際にはフリースローを2本とも確実に沈め、チーム最多の27得点とした。
八村は最終的に42分31秒のプレイで、FG18本中11本成功(61.1%)、3P3本中1本成功、FT4本すべて成功。7リバウンド、2スティール、2ターンオーバー、3パーソナルファウルを記録した。出場時間帯のチームの得失点差を示すプラスマイナスは、プラス1だった。
第1Qを終えて22-33とビハインドを背負ったウィザーズだが、第2Qにデイビス・ベルターンスが19得点を記録する大活躍。このクォーターで40-22と逆転に成功した。
4試合ぶりに勝利したウィザーズ(7勝13敗)は、ブラッドリー・ビールが26得点、10リバウンド、デイビス・ベルターンスが3P13本中7本成功で今季自己最多の25得点、イシュ・スミスが19得点、8アシストを記録している。
ウィザーズは76ersに21ターンオーバーを記録させ、そこから30得点をマークした。試合後、八村は「フラストレーションを与えることを目標としてやっていた」と満足感を表している。
八村は「積極的に最初からいって、チームもオフェンスの流れに乗っていた」とコメント。終盤の4分間で6得点、2リバウンドと、重要な時間帯に結果を出したことについても「良かった」と喜んだ。
負傷などチーム事情もあってプレイタイムが長くなっていることから、八村は「体調管理とかもしっかり気をつけないといけない」とも話している。
一方、ホームでは10戦全勝ながらロードで5勝7敗の76ers(15勝7敗)は、トバイアス・ハリスが33得点、ジョエル・エンビードが26得点、今季自己最多の21リバウンド、ベン・シモンズが17得点、10アシストを記録している。
シモンズは「僕らはリラックスし過ぎて試合に臨んでしまったと思う」と反省。ハリスは「悪いターンオーバーが多かった」と述べている。
「シーズンを通じて僕らはそれにやられている。分かっているはずなのに」。