5月12日(日本時間13日)にスコシアバンク・アリーナで行なわれたフィラデルフィア・76ers対トロント・ラプターズのイースタン・カンファレンス・セミファイナル第7戦は、カワイ・レナードが41得点、8リバウンドを記録し、ラプターズが92-90と競り勝った。シリーズ通算4勝3敗でカンファレンス・ファイナル進出を決めている。
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85-85の同点で迎えた第4クォーター残り1分41秒、ラプターズはレナードがロングショットを決める。当初は3ポイントショットと判定されたが、ビデオ検証の末に2得点に修正された。
だが、続く76ersのポゼッションで、ラプターズはカイル・ラウリーがコート中央付近でスティール。速攻からパスカル・シアカムのレイアップで89-85とリードを4点に広げる。
ジミー・バトラーがフリースローを1本決めた76ersは、残り12秒でジョエル・エンビードが2本のFTを決め、88-89と1点差に迫る。残り10.8秒、レナードにFTを1本決められるが、2本目が外れると、残り4.2秒にバトラーのレイアップで76ersが90-90と同点に追いついた。
タイムアウトを経て迎えたラストプレイ、ラプターズはレナードがドリブルしながら右コーナーに向かうと、エンビードの上からジャンプショット。ボールはリングを4度跳ねてからネットを通過した。
4年間で2度目のカンファレンス・ファイナル進出となるラプターズ(4勝3敗)は、サージ・イバカが17得点、8リバウンド、シアカムが11得点、11リバウンド、ラウリーが10得点、6リバウンド、6アシストを記録している。
第7戦でブザービーターにより決着がついたのは、NBA史上初。レナードは「素晴らしかった」と喜んだ。
「初めての経験だよ。第7戦で決勝点だ。ここまできて、あのショットを決め、あの瞬間を味わうことができるなんて幸せだ」。
ラプターズはオーランド・マジックとのファーストラウンドでも、似たようなプレイでレナードにショットを打たせたが、このときはドリブルせずにシュートにつなげている。レナードは「あの瞬間を思い出して、ただシュートを打つよりも、スペースを突こうとする時間があると思ったんだ」と述べた。
「そのスペースを見つけることができた。あとは高くシュートしなければいけないだけだった」。
ニック・ナース・ヘッドコーチは「彼は攻守両面で素晴らしかった」と、レナードを称賛した。
「それが、彼の独特なところだ。30得点以上を決めることができるだけじゃなく、得点していなくても試合を決めることができる」。
一方、敗れた76ers(3勝4敗)はエンビードが21得点、11リバウンド、JJ・レディックが17得点、バトラーが16得点、トバイアス・ハリスが15得点、10リバウンド、ベン・シモンズが13得点、8リバウンドをマークした。
エンビードは涙ながらにコートを去り、バトラーは「キツいよ」と肩を落としている。
「誰だって負けたくはないし、あんな負け方はしたくない」。
ミルウォーキー・バックスとラプターズのカンファレンス・ファイナルは15日(同16日)から始まり、第1戦はバックスの本拠地ファイサーブ・フォーラムで行なわれる。
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