12月12日(日本時間13日)にTDガーデンで行なわれたフィラデルフィア・76ers対ボストン・セルティックスの一戦は、ジョエル・エンビードが今季自己最多の38得点、13リバウンドを記録し、76ersが115-109で勝利した。
残り2分強で106-97と9点のリードを手にした76ersだが、ケンバ・ウォーカーの3本のフリースロー、エネス・カンターのティップイン、ゴードン・ヘイワードのジャンプショットと連続7得点を許し、残り61秒で106-104と2点差まで詰め寄られる。さらに残り27.3秒には、ジェイソン・テイタムの3ポイントショットで110-109と1点差とされた。
だが、残り25.7秒からエンビードが6本のフリースローのうち5本を沈め、ダニエル・テイズのダンクをブロックする活躍を披露。第4Qに16得点をマークしたエンビードの貢献で、76ersが4連勝を飾っている。
9戦8勝の76ers(19勝7敗)は、トバイアス・ハリスが23得点、8リバウンド、7アシスト、マイク・スコットが15得点、ジョシュ・リチャードソンが14得点を記録した。
エンビードは最近、シャキール・オニールとチャールズ・バークリーの2人のレジェンドからポテンシャルを発揮できていないと批判されていた。
ブレット・ブラウン・ヘッドコーチは「彼はすべてを大人として謙虚に受け止めた。そして、見事なかたちで返してみせたんだ」と、エンビードを称賛している。
「彼は支配的でリーダーだった。76ersに加わってからのベストゲームの1つだったね」。
エンビードは「批判されるのは好きなんだ」と述べた。
「世界最高の選手になるポテンシャルがあるのに、それを見せられていないと彼らに言われたら、もっとハードにプレイする必要がある」。
セルティックスのエネス・カンターは「彼はリーグ有数のビッグマンだ」と賛辞を寄せ、試合中にエンビードに批判を気にしないように伝えたと明かしている。
「彼には『おい、心配するなよ』と言った。ただコートに立ち、自分のプレイをしなよってね」。
一方、今季ホームで初の黒星を喫したセルティックス(17勝7敗)は、ウォーカーが29得点、8アシスト、カンターが20得点、9リバウンド、ヘイワードが19得点、テイズが16得点、テイタムが15得点を記録した。