11位ペリカンズのプレイオフ進出はあるか?最も楽なスケジュールが追い風に?

Jim Eichenhofer, Pelicans.com

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2月20日(日本時間21日)のレギュラーシーズン後半戦開始を前に、ニューオーリンズ・ペリカンズは23勝32敗でウェスタン・カンファレンス8位のメンフィス・グリズリーズ(28勝26敗)を5.5ゲーム差で追っている。21日(同22日)のモダ・センターでのポートランド・トレイルブレイザーズ戦までに、その差は6ゲームとなっているかもしれない。

残り27試合でこれだけのゲーム差を挽回するのは非常に難しいことだ。だが、今季のペリカンズはすでに何度か厳しい状況をより良いものへと変えてきた。開幕から1勝7敗のスタートだったが、プレイオフ出場を競うほどになったのだ。

11月から12月にかけて13連敗も喫した。だが、その後は17勝10敗だ。1月22日(同23日)にザイオン・ウィリアムソンがデビューするまで、先発ラインナップは19種類に及んだが、最近ではトレーニングキャンプで想定されていた5人に落ち着いている。

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順位表を基に客観的に見れば、ペリカンズがポストシーズンにたどり着く可能性は極めて小さいと思うだろう。だが、主要ウェブサイトが用いる数式に基づけば、その可能性がもう少し現実的なものとなる。『ESPN』のBPIでは、ペリカンズがウェストの8位となる確率は16.9%。『Basketball Reference』では、18.6%とさらに楽観的だ。

これらの予測につながる主な要因のひとつは、残りのシーズンにおいてペリカンズのスケジュールがNBAで最も楽であり、一方でグリズリーズのそれが最も難しいことだ。

ペリカンズは残り27試合のうち、勝率5割を上回るチームとの対戦が9試合のみ。最後の10試合のうち、たった1試合しかない。一方、グリズリーズは残り28試合のうち16試合が勝ち越しているチームとの対戦。そしてペリカンズとの直接対決が2試合残っている。

残り10試合でペリカンズが対戦する勝ち越しチームはフィラデルフィア・76ersのみ。だが、グリズリーズはボストン・セルティックス、トロント・ラプターズ(2試合)、ダラス・マーベリックス、デンバー・ナゲッツ、オクラホマシティ・サンダー、76ers、ヒューストン・ロケッツと、8チームと対戦する。

『ESPN.com』の数式予想では、グリズリーズが38勝44敗でペリカンズが37勝45敗と1ゲーム差だ(8位は39勝43敗でブレイザーズと予想)。ちなみに、ペリカンズが現在負け越しているチームとの残り試合にすべて勝てば、勝ち越しているチーム相手の9試合すべてで負けても、41勝41敗となる。

8位グリズリーズから11位ペリカンズまでの各チームの今後の日程をみてみよう。

 

8位 メンフィス・グリズリーズ(28勝26敗)

残り試合: ホーム12試合、ロード16試合。勝ち越しチームとの対戦が16試合、負け越しチームとの対戦が12試合。

対ペリカンズ: 2勝でペリカンズがリード。3月に2試合。

 

9位 ポートランド・トレイルブレイザーズ(25勝31敗)

残り試合: ホーム15試合、ロード11試合。勝ち越しチームとの対戦が11試合、負け越しチームとの対戦が15試合。

対ペリカンズ: 21日(同22日)に今季最後の対戦、すでにペリカンズが3勝。

 

10位 サンアントニオ・スパーズ(23勝31敗)

残り試合: ホーム15試合、ロード13試合。勝ち越しチームとの対戦が14試合、負け越しチームとの対戦が14試合。

対ペリカンズ: ウィリアムソンのデビュー戦でペリカンズが敗れたが、3試合が残されている。

 

11位 ニューオーリンズ・ペリカンズ(23勝32敗)

残り試合: ホーム13試合、ロード14試合。勝ち越しチームとの対戦が9試合、負け越しチームとの対戦が18試合。

原文:Pelicans face 5.5-game deficit for eighth in West, but have NBA’s most favorable schedule by Jim Eichenhofer/Pelicans.com(抄訳)​


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