今年2月に成立したデマーカス・カズンズを含む大型トレードにより、ニューオーリンズ・ペリカンズのデル・デンプスGMは職を失わずに済んだのだろうか?
5月15日(日本時間16日)、ペリカンズは今季34勝48敗でウェスタン・カンファレンス10位に終わったものの、デンプス、そしてアルビン・ジェントリー・ヘッドコーチによる体制を維持したまま2017-18シーズンを迎えることを発表した。
『The Advocate』によれば、カズンズの獲得により実現したオールスター選手アンソニー・デイビスとのツインタワー形成が、デンプスのGM続投に大きな影響を及ぼしたという。
ペリカンズのバスケットボール運営部門エグゼクティブ・バイスプレジデント、ミッキー・ルーミスは、声明を発表し「バスケットボール運営部門として慎重に検討した結果、2017-18シーズンを戦う上で、デンプスとジェントリーHCによる体制の維持がベストと判断した」と説明している。
またチームオーナーのトム・ベンソンも、次の声明を発表した。
「球団の目標は変わっていない。我々は、プレイオフ進出が可能なロスターを編成してトレーニングキャンプを迎え、来シーズンに臨む。最終的には、ファンのためにプレイオフ進出、そしてNBA優勝という結果を残したい」。
デンプスがGM就任後、ペリカンズは2011年と15年にプレイオフに進出し、236勝322敗を記録。ジェントリーHC体制となってからの2シーズンでは、64勝100敗という成績を残している。
原文:Pelicans to retain coach Alvin Gentry, GM Dell Demps for 2017-18 season by Joe Rodgers/Sporting News(抄訳)