6月24日(日本時間25日)にステイプルズ・センター(カリフォルニア州ロサンゼルス)で行なわれたNBAプレイオフ2021 ウェスタン・カンファレンス・ファイナル(西地区決勝)のフェニックス・サンズ対ロサンゼルス・クリッパーズ第3戦は、ホームのクリッパーズが106-92で勝利を収めた。
敵地でシリーズ連敗スタートとなったクリッパーズは、右ひざの負傷でカワイ・レナードが引き続き欠場。再びポール・ジョージが重責を担った。1点差で敗れた第2戦では、終盤に大事なフリースローを2本とも外したジョージだが、この日はゲーム最長の43分間出場し、27得点、15リバウンド、8アシストを記録。FTは7本中6本成功させた。
ジョージは「もっとうまくやらなければいけないと分かっていた」と話している。
「もっと良い試合をすることだけにすべてのエネルギーを注いだ」。
レジー・ジャクソンは「僕たちは少しずつやり続け、もっと良くなるための道を見つけようとし、相手に僕らの意志を見せ続ける」と述べた。
「僕たちはすごいハートを示した。たくさんのファイトを見せられたね」。
タロン・ルー・ヘッドコーチは「ウチの選手たちは戦い続けた。ファイトし続けている」と称賛した。
「我々は決して屈しない」。
一方、プレイオフでの連勝が9で止まったサンズは、安全衛生プロトコルに従って第2戦まで欠場していたクリス・ポールが復帰。15得点、12アシストを記録したが、フィールドゴールは19本中5本成功にとどまった。
ポールは「僕がもっとうまくやらなければいけない。僕のショットはひどかった」と反省している。
「彼らのほうがよりエネルギーがあった。僕はもっとペースを上げなければいけない」。
サンズは第1クォーター終盤、第2戦までポールの穴を埋めたキャメロン・ペインが足首を負傷。第2Qからプレイできなかった。モンティ・ウィリアムズHCは「おそらく疲労だ」と、ペイン不在の中で復帰初戦のポールにプレイさせすぎたと話している。
「ペインが戻ってこられなかったのは痛かった。それでクリスをより長く残すことになったんだ。私の責任だよ」。
サンズはチーム全体でFG90本中35本成功だった。ウィリアムズHCは「我々はまったく良くなかったね」と述べた。
「彼らの守備が良かった。だが、我々はプレイオフの大半でやってきたように攻撃できなかった」。
第4戦は、26日(同27日 午前10時)に同会場で行なわれる。