5度目のオリンピック出場を狙うパウ・ガソル

NBA Japan

5度目のオリンピック出場を狙うパウ・ガソル image

パウ・ガソルはロサンゼルス・レイカーズでコービー ブライアントとともに2度のNBA制覇を経験し、スペイン代表としてもいくつものタイトルを獲得するなど、華々しいバスケットボールキャリアを送ってきた。

NBAで18シーズンをプレイしてきたガソルだが、昨季はミルウォーキー・バックスでプレイオフ直前に左足を疲労骨折し、オフシーズン中にポートランド・トレイルブレイザーズと契約したものの、プレイすることのないまま契約を解除されている。このけがの影響により、2019年の夏に中国で開催されたFIBAバスケットボール・ワールドカップにも出場することができなかった。

だが、本人はまだ代表活動を諦めていない様子だ。

FIBA公式サイトに掲載された記事 によると、本人は5度目のオリンピック出場を目指してリハビリを続けているという。2020年の東京オリンピックは2021年まで延期されることが発表されているが、「この夏に40歳にして、東京で5回目の夏季オリンピック出場を狙っていた」と本人は語っている。

「今はさらに治療する時間が増えたけれど、2021年の夏を高いレベルで迎え、国を代表して高いレベルで競い合うためには、それまでにしっかりと(現役として)プレイしていなければならない。時間があるのは良いことだが、2021年には私も41歳になっている。それはチャレンジとなるだろう」。

「しかしそういったチャレンジを好む人間として、逆に興奮する面もある。自分にとって最後の大会となるかもしれない5度目のオリンピック出場は、今でもしっかりと狙っていることだ」。

これまでガソルがスペイン代表として出場したオリンピックで、スペインは2004年に準々決勝進出、2008年と2012年に銀メダル獲得、2016年には銅メダルを獲得している。

スペインは2019年のワールドカップで優勝しており、すでに東京オリンピックの出場権を獲得している。ガソル自身は「完璧なエンディングなんて、本当に存在するのかはわからない」と言うものの、もし5度目のオリンピック出場を果たせるのであれば、完璧な形で引退を迎えることとなるだろう。

「もちろんオリンピックで金メダルを獲得するのは、思いつく限りで最高な形だろう。けれど、もし今後プレイできなかったとしても、素晴らしいキャリアを送ったという気持ちはもう変わらない。だから、どちらにせよ満足してキャリアを終えるよ」。


NBA公式動画をチェック!

NBA Japan

NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ