パティ・ミルズ、人種差別との闘いにレギュラーシーズン残り試合のサラリーを寄付

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サンアントニオ・スパーズのパティ・ミルズが、NBAシーズン再開後に行なわれるレギュラーシーズンの残り試合で得られるサラリーを寄付することを明らかにした。

新型コロナウイルスの影響で3月11日(日本時間12日)にシーズンを停止したNBAは、7月30日(同31日)から22チームで再開する。スパーズは再開チームのひとつだ。

22チームはまず8試合の「シーディングゲーム(順位決定戦)」を戦うが、ミルズはこの8試合分のサラリーを、母国オーストラリアにおける人種差別との闘いに寄付するという。『AP』が報じた。

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ミルズは正確な金額がスパーズのレギュラーシーズンの残り試合、あるいは「シーディングゲーム」の8試合分となる101万7818ドル54セント(約1億900万円)になると話した。それらを3つの理念に分けて寄付するという。Black Lives Matter Australiaと、拘留中に黒人が亡くなっている問題に取り組むグループ、そしてオーストラリアのスポーツ界における人種差別問題の解決を目指し、ミルズ自身が創設を支援した新団体「We Got You campaign」だ。

ミルズは「僕がオーランドでプレイするのは、黒人コミュニティに直接届けられるお金を残して去りたくなかったからだ」と話した。

8試合のサラリーを寄付すると発表した選手はミルズだけではない。ロサンゼルス・レイカーズのドワイト・ハワードも今週、シーズンの残りサラリーを、ヘイトや人種差別と闘うために彼が始めた慈善活動「Breathe Again」に寄付すると明かしている。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ