クリス・ポールを突き飛ばして退場のパトリック・ベバリーが謝罪

Jacob Camenker

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ロサンゼルス・クリッパーズのパトリック・ベバリーがNBAプレイオフ2021の最後に見せた行動は、賢明なものではなかった。

フェニックス・サンズがクリッパーズに130-103で勝利した6月30日(日本時間7月1日)のウェスタン・カンファレンス・ファイナル(西地区決勝)第6戦で、ベバリーは終盤のタイムアウト時に後方からポールを突き飛ばした。映像検証の結果、審判団はテクニカルファウルと判定。ベバリーは退場となった。

ポールが何かを言ってベバリーが我を忘れたのかとの見方も多かったが、ベバリーは自分が間違えたと分かっていた。7月1日(同2日)、ベバリーはポールとの関係修復を試みている。

1日(同2日)、ベバリーはツイートでポールに謝罪した。「感情が昂ぶってしまった」と投稿している。

ベバリーが謝罪したことは良い行動で、ポールはおそらく称賛するだろう。だが、ベバリーはメッセージの中で、ジェイ・クラウダーがすでに主張していたことを認めたかたちだ。終盤、サンズはクリッパーズを崩壊させていたということである。

クラウダーはベバリーが突き飛ばしたことについて、「彼らが壊れたと僕らは知っていた。僕らは、僕らが彼らを壊したのだと知っている」と話していた。

「あの瞬間ほど敗北の象徴となるものはない。勝ったと分かった時から、どこかで彼らが壊れると分かっていた。あれは基本的にそれだと思う。彼らのリーダーのひとりが限界に達したんだ」

「そして、あれは素晴らしい気分だった。特にプレイオフでは、素晴らしい気分だ」。

1993年以来となるNBAファイナル進出を果たしたサンズだけに、その「素晴らしい気分」は続くだろう。

原文: Patrick Beverley apologizes for pushing Chris Paul in Clippers loss: 'Emotions got the best of me' by JACOB CAMENKER/Sporting News.com

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Jacob Camenker first joined The Sporting News as a fantasy football intern in 2018 after his graduation from UMass. He became a full-time employee with TSN in 2021 and now serves as a senior content producer with a particular focus on the NFL. Jacob worked at NBC Sports Boston as a content producer from 2019 to 2021. He is an avid fan of the NFL Draft and ranked 10th in FantasyPros’ Mock Draft Accuracy metric in both 2021 and 2022.