マジック、共同設立者兼シニアバイスプレジデントのパット・ウィリアムズが引退

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オーランド・マジックは4月29日(日本時間30日)、共同設立者兼シニアバイスプレジデントのパット・ウィリアムズが引退することを発表した。

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ウィリアムズは1940年5月3日、フィラデルフィア生まれ。当初は野球を愛し、奨学金でウェイクフォレスト大学に進学した。1962年にフィラデルフィア・フィリーズと契約し、マイアミ・マーリンズでプレイしたが、1964年にフィールドからフロント入り。1967年には『Sporting News』でマイナーリーグの最優秀エグゼクティブに選出されている。

1968年にフィラデルフィア・76ersのビジネスマネジャーに就任し、バスケットボール界でのキャリアをスタート。29歳でシカゴ・ブルズのGMとなると、27年にわたってブルズ、アトランタ・ホークス、76ersでGMを務め、1983年の76ers優勝に貢献した。マジックでは1996年までGMを務め、その後シニアバイスプレジデントに昇格している。

ウィリアムズは1986年、地元の実業家ジミー・ヒューウィットとともに、オーランドの街にNBA球団を連れてくるためのプロセスを開始。1987年4月22日に参入が認められ、1988年12月22日に1万席のシーズンチケットを販売。こうしてマジックは誕生した。

NBAで51年、マジックで30年以上を過ごしたウィリアムズは、2012年にNBA殿堂入り。2014年にマジックの殿堂入りも果たした。

チェアマンのダン・デボスは「オーランドにおけるスポーツのために彼が成し遂げてきたことを感謝する」と、ウィリアムズに謝意を表した。

「1986年、フロリダ州の中心にあるこの美しい街に足りないもの、オーランドの素晴らしい人々にNBAをもたらしてくれた。ファミリー全体を代表し、我々はマジックを現実としてくれたパットに感謝している」。

アレックス・マーティンスCEOは「数多くの功績が永遠に記憶に残るが、最近ではその洞察力でスポーツ界を多くの点で変えていく助けとなった」と称賛した。

「オーランドにマジックをもたらしたことから、スポーツマーケティングやプロモーションを変えていったことまで、彼は常に一歩先をいっていた。パットはオーランドにおけるスポーツの大勢を変えたのだ。ここが生活し、仕事し、プレイするうえで素晴らしい場所であることに光を当てた。我々全員が彼に感謝しなければいけない」。

原文: Orlando Magic Co-Founder and Senior Vice President Pat Williams Announces Retirement by Magic.com(抄訳)​

Photo: Magic.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ