根気強くリハビリに励むビクター・オラディポ

Mark Montieth/Pacers.com

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インディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポに必要なのは、根気強さだ。

10月19日(日本時間20日)、オラディポは「自分は、皆さんが出会った中で誰よりも辛抱強い方だと思う」と語った。

「これはギフトでもあり、災いでもあるのかもしれない。でも、何事にも意味があるから起こると信じている。とにかく辛抱強く、落ち着いてやらないといけない」。

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オラディポは、セント・ビンセント・センターでの練習中も上々だった。トレーニングキャンプ開始から接触なしの練習を続けてきたが、ようやくハーフコートでの実戦練習に参加する許可がおりた。1月23日(同24日)のトロント・ラプターズ戦で大腿四頭筋を断裂し、リハビリを続けてきたオラディポにとっては大きな前進だ。

復帰時期については未定だが、彼はメディアデーでも陽気だった。この日もテレビリポーターのマイクを握り、ネイト・マクミラン・ヘッドコーチにインタビューする素振りを見せ、自分について聞かれた質問にもポジティブに答えた。

「もう9か月半プレイしていない」と笑顔で答えたオラディポは「コートに立てるだけで気分が良い」と語る。

「パス、ジャンプシュート、フローター、レイアップができる。コートに立てるのは良いものだね。一度も離れていなかったような気分だ」。

オラディポは、まだ2日続けて実戦練習に参加する予定はないものの、ホームでの2019-20シーズン開幕戦後の遠征には帯同する。

マクミランHCは、オラディポが土曜の練習に参加したという事実だけしか述べず、現時点で医師からも具体的な復帰時期に関する連絡を受けていないと話した。

「いつになるかはわからない。彼は、状態を戻すのに全力でやっている。夏の間も彼の姿を見てきたが、彼ほどリハビリに真剣に向き合う選手は見たことがない。けがをする前以上の自分になるために、懸命にやっている」。

重傷を負ったオラディポ本人も、復帰後はオールスターに選出された2シーズン前以上の自分になってみせると言う。

「以前より良い選手になる。簡単なこと。言ったことを実現させるために練習している。昔のビクターよりも良い選手になる。メディアデイでも言ったように、自分は言葉よりも行動で示す方が向いている」。

「今は、物事には全て理由があると考えている。今の状態を受け入れて、毎日を受け入れている。あらゆる部分で以前よりも良い状態にあると感じている。人間としてだけではなくて、自分のプレイも含めてね。普段ならやらないようなこともしている。それを見せたい」。

そうは言うオラディポだが、復帰を焦ってはいない。

「良い時間を過ごさせてもらっている。できるだけゆっくりね。でも、フィーリングは良いんだ」。

原文:Oladipo's Rehab Advances, But He Remains Patient by Mark Montieth/Pacers.com(抄訳)

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