10月28日(日本時間29日)にトヨタ・センターで行なわれたオクラホマシティ・サンダー対ヒューストン・ロケッツの一戦は、ジェームズ・ハーデンが40得点を記録し、ロケッツが116-112で勝利した。
夏のラッセル・ウェストブルックとクリス・ポールのトレード以降初の対戦とあり、注目を集めた一戦。試合前、ウェストブルックはサンダーのベンチに近づき、ビリー・ドノバン・ヘッドコーチと抱き合うと、ベンチの全選手とあいさつをかわした。
一方、ロケッツも第1クォーターのタイムアウト中に、在籍時のハイライトを集めた映像をポールにささげた。映像が終わって大きな拍手を受けたポールは、笑顔で観客に手を振っている。
Thank you, @CP3! pic.twitter.com/xshVifhtFI
— Houston Rockets (@HoustonRockets) October 29, 2019
10点ビハインドで前半を終えたロケッツは、第3Q開始から17-4と一気に逆転。このクォーターだけで39得点をマークし、逆に11点のリードを手にして第4Qを迎えた。
残り19秒でシェイ・ギルジャス・アレクサンダーの3ポイントショットで3点差とされたロケッツは、ウェストブルックがフリースローを1本決めたものの、ナーレンズ・ノエルにファウル。こFTを2本とも決められ、2点差と迫られる。
だが、最後はこの日FT22本21本成功のハーデンが、4本のFTを決めて突き放し、逃げ切りに成功。2連勝を飾った。
ロケッツ(2勝1敗)はウェストブルックが21得点、12リバウンド、9アシストとトリプルダブルに迫り、PJ・タッカーが17得点、クリント・カペラが15得点、エリック・ゴードンが10得点を記録している。
11年を過ごしたサンダーと初めて対戦したウェストブルックだが、「バスケットボールをしている時に友人はいない」と、特別な感情はなかったと話している。
「コート上では僕に話しかけちゃいけないと彼らは知っている」。
ただ、そう言うやいなや、ウェストブルックはビジターチームのロッカールームに向かい、かつてのチームメイトたちと再会。サンダーの一部選手が驚き、デニス・シュルーダーから何をしているのか聞かれると、ウェストブルックは笑顔で「これまでと同じさ。みんなのチェックだよ」と答えている。
敗れたサンダー(1勝3敗)はアレキサンダーが22得点、9リバウンド、シュルーダーが22得点、ダニーロ・ガリナーリが17得点、ポールとナーレンズ・ノエルが各15得点をマークした。
ポールはトリビュート映像に「とても感謝している」と喜んだ。
「ここのファンはずっと僕や家族に対して素晴らしかった。中には家族のようになった人たちもいる。そういう本物の人たちとできる限り連絡を取っていきたい」。