キャブズ首脳陣、カイリー・アービングのトレード要求に関する噂を肯定も否定もせず

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カイリー・アービングは、2016-17シーズン終了後にクリーブランド・キャバリアーズの首脳陣と面会し、そこで何らかの話し合いを持った。メディアはアービングがキャブズにトレードをリクエストしたと伝え、球団もこれらの報道を完全に否定しているわけではない。

7月26日(日本時間27日)、キャブズはコービー・アルトマン新GMの就任会見を開いた。会見に集まったメディアが最初に聞いた質問は、アービングのトレード要求に関するものだった。アルトマンGMも、ダン・ギルバート・オーナーも答えをはぐらかしたものの、噂を否定したわけではなかった。

ギルバート・オーナーは、数週間前に開かれたアービングと球団首脳陣との面談について「その時期には、いくつものシナリオについて話し合った」と説明している。

「話し合った内容の詳細を述べるのは適切ではないと考えている。そして、(アービングからの)トレード要求があったというリポートの情報源を知らない。ここにいる皆さんの誰かが伝えた記事を私も読んだ。その記事を読んだ記者もここにいるだろう。我々は、面談で今後に関する幅広い事案について話し合ったが、当時はまだコービーをGMに就任させていなかったし、その時点で決めたこともいくつかあったと思う。つまり、当時のことは流動的なものということだ」。

たしかに『流動的』だったのかもしれない。だがギルバート・オーナーは、ポール・ジョージ(現オクラホマシティ・サンダー)のトレードについてインディアナ・ペイサーズと話し合ったことを認めた上で、「(ペイサーズなら)もっと良い形で対応できていたかもしれない」とも語っている。

また、アルトマンGMは、会見でアービングがチームの主要メンバーの1人であり、傑出した選手と称えている。

いずれにしても、アービングを含むトレード成立は難航するだろう。キャブズはオールスター選手を放出するだけの見返りを求め、アービングは優勝が可能なチームへの移籍を希望し、そして強豪チームは自らの将来性を脅かすようなことはしたがらないからだ。つまり、この問題はにっちもさっちもいかない状態だということだ。

キャブズは今、トレードをせず、来シーズンもアービングとともに戦う計画を立て始めている。

原文:Cavs' Dan Gilbert, Koby Altman dance around Kyrie Irving trade talks by Thomas Lott/Sporting News(抄訳)


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