なぜニコラ・ヨキッチの背番号は15? ナゲッツが与えた理由にカーメロ・アンソニー言及

Scott Rafferty

坂東実藍 Miran Bando

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ジャージーを巡って議論になっている。

カーメロ・アンソニーとザ・キッド・メロによる新たなポッドキャスト『7PM in Brooklyn』の最新エピソードで、NBAレジェンドのアンソニーは、デンバー・ナゲッツが自分のかつての背番号をニコラ・ヨキッチに与えた理由に言及した。

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アンソニーは「どうしてそうやって敬意を欠くだろうか?」と述べている。

「そこでの以前のすべてを消し去りたかったということを示している」

アンソニーは「ヨキッチがその渦中に置かれることになる」と続けた。

「彼は敬意を表したかったのかもしれない。でも、彼らが15番を与えたのは、自分がしたことを消そうとしたんじゃないかと思う。今のこの世代がデンバーの15番といえばジョーカー(ヨキッチ)を思い浮かべるようなゲームをしたいのさ」

「そんなことはない。異なる2つの世代なんだ。2010年のことだよ。13年前だ。どんなことがあったのか、誰も知らず、認知していなければ、13年前のことにしがみついていることになる」

「15番のヨキッチには感謝だ。フロントオフィスも今は同じじゃない。だから、批判することはできない。でも、15番が与えられた時は、とてもコミュニティ志向で支持されていた」

アンソニーはNBAドラフト2003でナゲッツから全体3位で指名され、8シーズンを過ごした。平均24.8得点、6.3リバウンド、3.1アシストを記録し、球団史上有数の選手としての地位を確かにした。

2010-2011シーズン、アンソニーはニューヨーク・ニックスへのトレードを後押しし、「シーズン全体にわたるトレード話」に終止符を打って、ナゲッツを退団した。ニックスでは背番号15が永久欠番のため、7番をつけている。

その後、アンソニーはデンバーに戻った時に、ナゲッツのファンから何度もブーイングを浴びせられた。

アンソニーは「自分がみんなのことを悪く言ったことはない」と話している。

「みんなにブーイングされた。でも、自分はみんなのことを悪く言っていない」

「ブーイングされても、40得点をあげた。ブーイングされても、50得点をマークした。それでもブーイングされた。される理由すら分からない。そこにいることを望まない、不満ばかりのアスリートとか、甘やかされたアスリートだと思っているからさ。誰かが紙面で書いていることに基づいてブーイングするんだよ。そしてそれを続けるんだ」

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なぜニコラ・ヨキッチの背番号は15?

ヨキッチが15番を使用している理由は、この上なくヨキッチらしい。

The Athletic』のニック・コズマイダー記者によると、ヨキッチがこの番号を選んだのは、セルビアのユースチーム時代。チームで最も大きな子どもで、一番大きな番号が15だったという。

ドラフト指名される前に、ヨキッチはメガ・バスケットでも15番を使用。現在まで同じ背番号を纏っている。

原文:Why does Nikola Jokic wear No. 15? Carmelo Anthony believes Nuggets had petty reason for giving jersey number(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Scott Rafferty

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Scott Rafferty is an experienced NBA journalist who first started writing for The Sporting News in 2017. There are few things he appreciates more than a Nikola Jokic no-look pass, Klay Thompson heat check or Giannis Antetokounmpo eurostep. He's a member of the NBA Global team.

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。