デンバー・ナゲッツのスター選手であるニコラ・ヨキッチの腕をよく見ると、長い切り傷の跡やまだ治りきっていない生傷が何箇所もあることに気づくだろう。それは試合中、彼が常にフィジカルなコンタクトをしてきた結果だ。彼自身も、もう何年も自分がリーグで最も傷の多い選手の1人だと認めている。
「僕は切り傷でリーグトップなんだ。いつもどこか血が出ている。もう慣れたよ。来年はスリーブを着用するつもりなんだ」
2019年にヨキッチは『ESPN』のオーム・ヤングミサック記者にそう話した。
しかし、ヨキッチはその後もスリーブを使わず、そのせいで彼の腕には傷が絶えない。あのインタビューが行われてからも、彼の両腕には複数の目立った傷がある。
Gettin a little physical between Nuggets and Grizzlies.
— Bally Sports (@BallySports) February 26, 2023
Jokic’s cut . . . ouch. @nuggets | @GrizzOnBally #NBA pic.twitter.com/rUuJcboV2X
Jokic bleeding from both arms. lol. Has about 10 huge scratches.
— Adam Mares (@Adam_Mares) January 1, 2020
なぜヨキッチの腕がリーグのほかの選手に比べて傷だらけなのか、明確な理由があるわけでははない。彼非常にフィジカルなバスケットボールをする。NBAのトラッキングデータによると、ヨキッチはポストアップでリーグトップ。そして、彼はファウルをされることが多く、その数はレギュラーシーズンで392回でリーグ11位だった。
その切り傷がヨキッチのコート上のプレイに影響していないことは確かだ。2度のMVPに輝く彼は、リーグに参加してわずか8年ですでに5回のオールスターゲームと5回のオールNBAに選出されている。
ヨキッチはまた、キャリアで41試合しか欠場しておらず、比較的健康な状態を保つことに成功している。出場時間では、2020-21シーズンのリーグ3位を含め、キャリア8年のうち3年でトップ20に入る。
何はともあれ、ヨキッチは数々の傷のことはあまり気にしていないようだ。メンフィス・グリズリーズとの対戦で腕に痛々しい傷を2つ負った後、コート上のインタビューで、彼は自分が試合で直面するフィジカル面に関する考えを述べた。
「僕は4歳の時から兄弟とレスリングをしている。だから、僕は、長い時間レスリングができるんだ、長い時間ずっとね」
原文:Why Nuggets star Nikola Jokic’s arms are constantly getting cuts and scratches
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc
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