ジェイレン・ブランソンの延長契約が発表 「ニックス、ファン、街に対する情熱と献身」

坂東実藍 Miran Bando

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ニューヨーク・ニックスは7月12日(日本時間13日)、ジェイレン・ブランソンと延長契約を結んだことを発表した。

レオン・ローズ社長は「ジェイレンが延長契約を結んでニックスに長くとどまってくれるのは、球団、ファン、この街に対する彼の情熱と献身を示しています」と話している。

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「ジェイレンはよく、ニックスを彼の家族と呼んできました。彼がこれからも我々のオレンジとブルーのジャージーを纏い、そのカラーを代表してくれることを、とても誇りに思います。ジェイレンはニューヨークに来てからあらゆる挑戦を受け入れてきました。我々がこのチームの未来に定めたビジョンと計画に、初日から取り組んでくれています。2年前に加わってから、ジェイレンは常に模範的にけん引し、球団とチームメイト、ニックスファミリーの全員のために犠牲を払う意欲を示しています」

27歳のブランソンは2023-2024シーズンの77試合に出場(全試合先発)。平均35.4分間のプレイで28.7得点(フィールドゴール成功率47.9%、3ポイントショット成功率40.1%)、6.7アシスト、3.6リバウンドを記録した。MVP投票で5位となり、オールNBAセカンドチームとオールスターに選出されている。

単一シーズンの複数回にわたり、連続40得点超を達成したのは、ニックスではバーナード・キングとパトリック・ユーイングに続く球団史上3人目。平均26.5得点はボブ・マカドゥー(26.7)に続き、ニックス史上2位の数字だ。

3月29日(同30日)のサンアントニオ・スパーズ戦では、FG成功率53.2%、3P成功率38.5%で自己最多の61得点、6アシスト、4リバウンド、1スティールを記録。カーメロ・アンソニー(62)に次ぐ球団歴代2位の得点をマークした。

NBAプレイオフ2024では13試合に出場し、平均39.8分間のプレイで32.4得点、7.5アシスト、3.3リバウンドを記録。ニックスを2年連続のセカンドラウンド進出に導いた。プレイオフで4試合連続の40得点&5アシスト超は、NBAの歴史で初めてだ。

4月28日(同29日)のフィラデルフィア・76ers戦では47得点をあげており、キングを抜いて、プレイオフにおけるニックスの1試合最多得点記録を更新した。76ersとのシリーズでは、ラウンド突破を決めた試合で40得点&10アシスト超を達成したNBAプレイオフ史上初の選手になっている。プレイオフの5試合で210得点という数字は、1993年のマイケル・ジョーダン以来だった。

NBAドラフト2018でダラス・マーベリックスに全体33位で指名されたブランソンは、マーベリックスとニックスで422試合に出場(先発272試合)。平均28.3分間のプレイで16.9得点(FG成功率48.9%、3P成功率39.1%)、4.7アシスト、3.2リバウンドを記録している。

昨季は得点(28.7)と30得点超達成回数(36)でリーグ4位、40得点超達成回数(11)で2位、得点(2,212)で4位だった。

マーベリックスでは2022年にプレイオフの18試合に出場(全試合先発)。平均34.9分間のプレイでFG成功率46.4%の21.6得点、4.6リバウンド、3.7アシストを記録し、チームのウェスタン・カンファレンス・ファイナル進出に貢献している。

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。