ニックスがケニー・ペイン・アシスタントコーチの就任を発表

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ケンタッキー大学で長年アシスタントコーチを務めたケニー・ペインが、ニューヨーク・ニックスのアシスタントコーチに就任したことが発表された。

以下、チームの公式リリース翻訳。

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8月11日(日本時間12日)、ニューヨーク・ニックスはケニー・ペインがアシスタントコーチとしてトム・シボドーのコーチングスタッフに加わることを発表しました。契約の詳細は明かされていません。

ニックスのトム・シボドー・ヘッドコーチは「ケニーがアシスタントコーチとして私のスタッフに加わってくれたことに興奮しています」とコメントしています。

「彼は選手たちと関係性を築き、スキルを磨いていくことにとても長けています。勝つために何が必要かを理解しており、ジョン・カリパリという素晴らしいコーチの下で学んできています。ケニーはこの組織にとって素晴らしい戦力になるでしょう」。

ケニー・ペイン新アシスタント・コーチは「ジョン・カリパリ、イーライ・カピルート(ケンタッキー大学学長)、ミッチ・バーンハート(アスレティックス・ディレクター)、そしてケンタッキー大学に、ここ10年間バスケットボールで勝つということを体現する素晴らしいプログラムの一員として活動させていただいたことを感謝したいです」と語っています。

「伝説的コーチであるコーチ・カルの下でレクシングトンで過ごした時間のおかげで、私はコーチとして、若者たちのリーダーとして成長することができました。私のバスケットボールの旅路の次なるステップは、NBAでコーチするという夢を叶えることです。レオン・ローズ、スコット・ペリー、ウィリアム・ウェスリー、トム・シボドーという尊敬する面々がリードする、ニューヨーク・ニックスといった素晴らしいチームで働くことができるこの機会にとても興奮しています」。

53歳のペインは、2004年からオレゴン大学とケンタッキー大学でアシスタントコーチを務めており、大学コーチとして長いキャリアの持ち主です。ジョン・カリパリHCの下、ケンタッキー大学(2010-20)でアシスタントコーチとして10シーズン目を終えたばかりです。2014年5月、ペインはワイルドキャッツ(ケンタッキー大学のチーム名)のアソシエイト・ヘッドコーチに昇進しています。ペイン在任中に、ケンタッキー大学はファイナルフォーに4度出場し、2012年には全米制覇を達成しています。2015年には大学バスケットボール史上初となる38勝0敗の成績を収めるのに貢献しています。さらに、選手のリクルートや育成に関しても大きく貢献しています。レクシングトンで過ごした10年間で、毎年トップ3入りするリクルートクラスを確保するのに貢献し、その内6回は全米1位にランク付けされています。2013年にはマクドナルド・オールアメリカンに選出された選手を6人獲得し、2017年のクラスはRecruiting Services Consensus Index史上最高のクラスと評されました。ペイン就任以降、ケンタッキー大学は毎年NBAロッタリーに選手を輩出し、毎年NBAドラフトの1巡目で複数人が指名されています。

ケンタッキー大学入りする前は、オレゴン大学でアシスタントコーチを5シーズン(2004-09)務めています。その期間中、オレゴン大学はNCAAトーナメントに2度出場し(2007-08)、2007年にはエリートエイト(ベスト8)まで勝ち進んでいます。2006-07シーズンには、パシフィック-10トーナメント優勝に貢献しています。

選手としては、ミシシッピ州ローレル出身のペインは1989年のNBAドラフトでフィラデルフィア・76ersに全体19位で指名されています。4シーズン(1989-93)で144試合に出場(先発は13試合)し、平均3.5得点、1.2リバウンド、8.1分を記録しました。NBAでプレイしたのち、ペインはコンティネンタル・バスケットボール・アソシエーションで1シーズン(1993-94)をプレイ。トライシティ・チヌークで55試合に出場し、平均16.3得点、6.3リバウンドを記録。その後はイタリア、日本、ブラジル、フィリピン、キプロス、中国、アルゼンチン、オーストラリアでプレイしています。ルイビル大学では4年間プレイ(1985-89)し、1986年には全米優勝を達成しています。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ