ネッツと76ersがジェームズ・ハーデンとベン・シモンズをトレード

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ブルックリン・ネッツとフィラデルフィア・76ersが、元MVPのジェームズ・ハーデンと元オールスターガードのベン・シモンズを中心とした大型トレードを発表した。

ネッツ獲得

  • ベン・シモンズ
  • セス・カリー
  • アンドレ・ドラモンド
  • 2022年1巡目指名権
  • 2027年1巡目指名権(1-8位プロテクト付き)

76ers獲得

  • ジェームス・ハーデン
  • ポール・ミルサップ

 

 

2018年にMVPに輝いたハーデンは昨季ネッツに移籍したが、ハーデン、ケビン・デュラント、カイリー・アービングのビッグ3が結成当時に思い描いたゴールには達することはなかった。しかし、ハーデンは76ersでジョエル・エンビードとともに優勝を狙うチャンスを手に入れた。

このトレードにより、76ersにおけるシモンズの問題も決着する。シモンズはトレードを要求し、球団との間の意見の不一致が原因で今シーズンは一度も試合に出場していなかった。

ネッツは、シモンズに加えて、シューターのカリーとベテランビッグマンのドラモンドを獲得。31歳のカリーは今シーズン、1試合平均、フィールドゴール成功率48.5%、3ポイントショット成功率40.0%で、自己最多の15.0得点、4.0アシストをあげている。元オールスターのドラモンドは、76ersで49試合に出場して平均6.1得点、8.8リバウンドを記録している。

ネッツ(29勝25敗)は現在9連敗中でイースタンカンファレンスの8位に後退。堅実なシーズンスタートを切ったが、1月中旬にデュラントがひざの内側側副靱帯挫傷で欠場すると事態は悪化し、ネッツはデュラント抜きで2勝10敗という成績を残している。

このシモンズの加入により、ニューヨーク市のCOVID-19(新型コロナウイルス)ワクチン接種プロトコルのためにホームの試合に出場できないアービングの代わりとなり、ネッツの状況を救うことになるはずだ。

一方の76ersは、ハーデンのほかに、ベテランフォワードのミルサップを獲得。16シーズン目を迎えた今シーズンは1試合平均3.4得点、3.7リバウンドを記録している。

今シーズンのハーデンは1試合平均が22.5得点と、NBAキャリア3シーズン目の2011-12シーズン以来最も低い。また、FG成功率は41.4%、3P成功率はキャリア最低の33.2%にとどまる。

しかし76ersは、ハーデンの加入がイースタンカンファレンスのプレイオフの山場を乗り越える上でのさらなる起爆剤となること、また、MVP級のプレイをしているエンビードと並んで輝きを取り戻すことを期待している。

次のシクサーズとネッツの対戦は、3月10日(同11日)にフィラデルフィアで実現する。

原文:Reports: Nets trade James Harden to Sixers for Ben Simmons by NBA.com
抄訳:YOKO B Twitter: @yoko_okc

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