ハーデンが23得点、13アシストの活躍を見せた76ersがネッツ相手に先勝、渡邊雄太は3得点:試合経過・結果・ハイライト|NBAプレイオフ2023

大西玲央 Reo Onishi

ハーデンが23得点、13アシストの活躍を見せた76ersがネッツ相手に先勝、渡邊雄太は3得点:試合経過・結果・ハイライト|NBAプレイオフ2023 image

4月16日(現地15日)、いよいよNBAプレイオフ2023が開幕した。ペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターにて渡邊雄太が所属するブルックリン・ネッツとフィラデルフィア・76ersがシリーズ第1戦を行い、76ersが121-101の勝利で先勝した。

76ersは今季もセンターのジョエル・エンビードがMVP級の活躍を見せ、ガードのジェームズ・ハーデンとも抜群の相性でレギュラーシーズンにて54勝28敗という好成績を残し、イースタン・カンファレンスの第3シードとしてプレイオフに出場。

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対するネッツは、シーズン途中にケビン・デュラントとカイリー・アービングをトレードで失いながらも、新加入のミケル・ブリッジズらの活躍によって、45勝37敗という成績でプレイイン・トーナメントを避けて、第6シードとして直接プレイオフ出場を決めた。

前半はエンビードがボールを持つたびにネッツがダブルチームを仕掛け続けた。しかしエンビードが囲まれながらも上手くボールを回し、76ersはフリーの3ポイントショットを多く生み出し得点を重ねた。

しかしネッツのブリッジズをなかなか止めることができず、前半だけでブリッジズに23得点と活躍され、58-67の9点リードでハーフタイムを迎えた。

後半に入ると、ブリッジズの得点が止まっている間に、ハーデンのプレイメイクを中心に76ersがリードを最大25点まで広げていく。最終的に先発メンバーを終盤に休ませるほどの余裕を作り、76ersが先勝した。

ネッツの渡邊雄太は第4クォーター残り4分43秒にこの試合初出場。同1分7秒に3Pを決め、今プレイオフ初得点を記録した。

渡邊は4分43秒間のプレイで3ポイントショット2本中1本成功の3得点(フリースローは2本中0本成功)。そのほか、1リバウンドを記録した。ターンオーバーは1、パーソナルファウルはなし、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-4だった。

第1戦を勝利した76ersはハーデンが3P7本成功を含む23得点、13アシスト、エンビードが26得点、5リバウンド、トバイアス・ハリスが21得点をマーク。

敗れたネッツはブリッジズが30得点、5リバウンド、キャメロン・ジョンソンが18得点、スペンサー・ディンウィディーが14得点、7アシストを記録したものの、チームとして20ターンオーバーとミスが目立った。

第2戦は4月18日(現地17日)に76ersホームで開催される。


第1戦 最終スコア・試合経過・ハイライト

ネッツ (0勝1敗) 101-121 76ers (1勝0敗)

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
ネッツ 25 33 23 20 101
76ers 30 37 26 28 121
ボックススコア配信

※タイムは残り時間

0.0 - 第4Qに一気に76ersがリードを広げ、終盤は先発メンバーを休ませる余裕を持った形で第1戦に勝利。BKN 101-121 PHI

1:07 - サムナーのパスを受けた渡邊がフリーで3Pを放ち決める。BKN 99-121 PHI

2:24 - 渡邊がドライブから相手のファウルを誘いフリースロー獲得するも2本とも外す。BKN 96-119 PHI

3:42 - ハーデンのステップバック3Pが決まる。BKN 94-115 PHI

4:43 - 渡邊雄太がこの試合初出場。

5:00 - エンビードがフェイダウェイジャンパーを決める。BKN 92-110 PHI

6:54 - ブリッジズも3Pを決めネッツが連続9得点。BKN 92-103 PHI

7:15 - セス・カリーが3Pを決め、ネッツ連続得点で相手のリードを削る。BKN 89-103 PHI

7:36 - ディンウィディーがショットクロックぎりぎりでステップバック3Pを決める。BKN 86-103 PHI

8:01 - ハーデンがドライブからリードのダンクをアシスト。ハーデンは10アシスト目。BKN 83-103 PHI

9:14 - リードが上手く相手をかわしゴール下で得点。BKN 81-98 PHI

11:31 - ニアンの3Pが決まる。19本の3P成功は76ersのプレイオフ記録。BKN 81-96 PHI

△第3クォーター

※タイムは残り時間

0.0 - 終盤に76ersが連続で得点を重ねリードを広げて第3Q終了。BKN 81-93 PHI

30.3 - エンビードがブロックで相手の得点を阻止。

1:58 - マクシーからマクダニエルズへのアリウープダンク。BKN 81-90 PHI

6:09 - ハーデンが6本目の3Pを決める。BKN 71-81 PHI

6:39 - ディンウィディーのアリウープパスをクラクストンがダンクでフィニッシュ。BKN 71-78 PHI

7:34 - エンビードのダンク試投に対してクラクストンのハードファウルがあったものの、レビュー後にフレイグラントファウルにはならず。エンビードが2本FTを決める。BKN 67-78 PHI

8:48 - 76ersがダブルチームされたエンビードからいいボール回しでコーナー3Pを生み出す。BKN 65-76 PHI

10:16 - エンビードがトップから3Pを決める。BKN 61-73 BKN

11:43 - 後半最初の得点はネッツのフィニー・スミスの3P。BKN 61-67 PHI

△第3クォーター

ネッツ

  • ミケル・ブリッジズ 23得点、4リバウンド
  • キャメロン・ジョンソン 10得点
  • ニック・クラクストン 5リバウンド、3ブロック

76ers

  • ジェームズ・ハーデン 17得点、6アシスト
  • トバイアス・ハリス 12得点
  • ジョエル・エンビード 10得点

△ハーフタイム

※タイムは残り時間

0.0 - 76ersが13本の3Pを決めリードするも、ネッツもブリッジズ中心に得点を重ね、点差は一桁でハーフタイムを迎える。BKN 58-67 PHI 

29.5 - ハーデンの3P、ブリッジズのドライブで両チームが点の取り合い。BKN 58-67 PHI 

1:16 - ブリッジズの強烈なダンクでネッツが反撃。BKN 55-61 PHI

2:20 - ハーデンがまたもやステップバック3Pを沈める!BKN 49-61 PHI

3:17 - エンビードがペイント深くでボールを受け、ターンからの得点で76ersのリードを二桁に広げる。BKN 48-58 PHI

3:49 - ハーデンのロングパスから生まれた速攻、ハリスがオフェンシブリバウンドからのプットバックで得点。BKN 48-56 PHI

6:30 - ハーデンのステップバック3Pが決まる。BKN 40-47 PHI

7:02 - シャープのブロックから生まれた速攻でオニールがゴール下で得点。BKN 40-44 PHI

9:36 - ハーデンがこの日4本目のアシストでメルトンの3Pをお膳立て。BKN 31-40 PHI

11:26 - ハーデンからアシストでマクダニエルズが3Pを決める。BKN 25-33 PHI

△第2クォーター

※タイムは残り時間

0.0 - ブリッジズのプルアップ3Pが外れて第1Q終了。BKN 25-30 PHI

1:34 - ドライブからのポストプレイでエンビードが得点。BKN 21-27 PHI

3:16 - ブリッジズがファウルされ後ろに倒れながらもジャンプショットを決める。フリースローも決めアンド1。BKN 19-20 PHI

5:15 - ネッツもすぐにジョンソンの3Pで反撃。BKN 16-17 PHI

5:35 - タイムアウト明けにハリスが3Pを決める。BKN 13-17 PHI

9:03 - ハーデンがハリスの得点をアシストし、プレイオフ通算アシストで歴代18位に浮上。

10:04 - マクシーの3Pで76ersが加点。BKN 2-5 PHI

11:06 - ネッツはブリッジズのフローターで初得点! BKN 2-2 PHI

11:17 - 試合最初の得点はエンビードのプットバック! BKN 0-2 PHI

12:00 - ティップオフ!

△第1クォーター

まもなくティップオフ。

ネッツの先発メンバーはスペンサー・ディンウィディー、ミケル・ブリッジズ、キャメロン・ジョンソン、ドリアン・フィニー・スミス、ニック・クラクストン。

76ersの先発メンバーはトバイアス・ハリス、PJ・タッカー、ジョエル・エンビード、ジェームズ・ハーデン、タイリース・マクシー。

会場入りする選手たちの様子。

アウェイ会場に集まったネッツファン。

試合前にウォームアップするネッツの渡邊雄太。

今日のアリーナではこのTシャツが来場者に無料配布されている。

関連:渡邊雄太「プレイオフに向けてもうみんな一段ギアが上がっている」|プレイオフ前一問一答(4月15日/現地14日)

△ティップオフ前


※以下、試合前時点の情報

ネッツ対76ers 試合情報

シリーズ展望配信

ネッツ:第6シード/45勝37敗
76ers:第3シード/54勝28敗

会場:ウェルズ・ファーゴ・センター(ペンシルバニア州フィラデルフィア)
日時:2023年4月16日午前2時(日本時間)
配信:NBA Rakuten

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大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。