NBAインシーズン・トーナメントの注目試合

Scott Rafferty

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NBA初のインシーズン・トーナメントに向けた舞台が整った。

大会形式やグループの組み合わせは、すでに発表されていたとおりだ。だが8月15日(日本時間16日)、グループプレイの日程と対戦カードが新たに発表されている。

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レギュラーシーズン中に開催されるインシーズン・トーナメントの日程から、見逃せないような対戦カードを取り上げた。

Nikola Jokic Luka Doncic
Getty Images

NBAインシーズン・トーナメントの注目試合

ヒート対バックス

日付:2023年11月28日(同29日)

ミルウォーキー・バックスとマイアミ・ヒートは、それぞれうんざりしているかもしれない。

2020年、第5シードだったヒートは第1シードだったバックスを第5戦で沈め、イースタン・カンファレンス・ファイナルに勝ち進んだ。2021年のファーストラウンドでは、スウィープ(4勝0敗)でバックスにリベンジされたヒートだが、2023年のファーストラウンドで再びバックスを倒した。

そのバックスとヒートがNBA初のインシーズン・トーナメントで同じグループになったのは当然か。そしてこのトーナメントでの対戦が、今後に向けた新たな「プレビュー」となるかもしれない。

今回はヤニス・アデトクンボが健康であることを願うばかりだ。

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ブルズ対ラプターズ

日付:2023年11月24日(同25日)

バックス対ヒートほどのパンチ力はないかもしれない。だが、トロント・ラプターズとシカゴ・ブルズにもまた同じような歴史がある。

ブルズのスター選手であるデマー・デローザンが、ラプターズでキャリアをスタートさせ、スターにまで上り詰めただけではない。昨季のプレイイン・トーナメントで、デローザンと彼の、そしてザック・ラビーンが活躍。ブルズがロードでラプターズを相手にアップセットを演じた。

新シーズンもラプターズとブルズがプレイオフの座を競うかもしれないのは、さらなる楽しみでしかない。

レイカーズ対サンズ

日付:2023年11月10日(同11日)

新シーズンのNBAで優勝を競いたいと願うウェスタン・カンファレンスの強豪2チームの対戦だ。

デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビール、アンソニー・デイビスと好選手がそろうが、ここで注目なのはレブロン・ジェームズとケビン・デュラントの対決だ。30代半ばを過ぎてなお、オールスターやオールNBAのレベルでプレイし続けている選手たちである。彼らのマッチアップは決して当たり前のことではない。ジェームズとデュラントは2018年を最後に対戦していないのだ。

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マーベリックス対ナゲッツ

日付:2023年11月3日(同4日)

王者デンバー・ナゲッツはグループプレイでロサンゼルス・クリッパーズ、ニューオーリンズ・ペリカンズ、そしてダラス・マーベリックスと対戦する。どのチームとの対戦も注目だ。特に、クリッパーズのカワイ・レナードやペリカンズのザイオン・ウィリアムソンが出場できるならなおさらである。だが現在、ニコラ・ヨキッチとルカ・ドンチッチの対決以上にエキサイティングなマッチアップは多くない。

ポジションは異なるふたりだが、ヨキッチとドンチッチは同じように試合に影響を及ぼす。ドンチッチ昨季、平均32.4得点、8.6リバウンド、8.0アシストを記録した。トリプルダブル達成10回はNBAで3位。彼を上回ったのは、サクラメント・キングスのドマンタス・サボニス(14)、そしてヨキッチ(29)だけだ。そのヨキッチは昨季、平均24.5得点、11.8リバウンド、9.8アシストをマークした。

今のNBAで最高の2選手というだけでなく、ヨキッチとドンチッチはやすやすと得点をあげるスコアラーであり、史上有数のパサーでもある。これまで、彼らは互いにいくつかビッグパフォーマンスを披露してきた。

ウォリアーズ対キングス

日付:2023年11月28日(同29日)

NBAプレイオフ2023のファーストラウンドで対戦した2チームだ。この時は第7戦でステフィン・カリーが歴史的な50得点をあげ、ウォリアーズがキングスのシーズンに終止符を打った。新たなライバル関係の始まりかもしれない。

新シーズンのウォリアーズは通算8回目の優勝を目指し、キングスは昨季がまぐれではなく、大舞台にふさわしいことを証明したいところだ。

Stephen Curry, De'Arron Fox
(NBA Entertainment)

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NBAインシーズン・トーナメントの主要日程

  • 開幕:2023年11月3日(同4日)
  • 決勝:2023年12月9日(同10日)

NBAの全30チームが5チームずつ6つのグループに振り分けられている。

11月3日(同4日)から28日(同29日)までは、「トーナメントナイト」と呼ばれる火曜と金曜(現地時間)に各チームがホームで2試合、ロードで2試合の計4試合を行う。

その後決勝トーナメントが行われ、12月4日(同5日)と5日(同6日)に準々決勝、12月7日(同8日)に準決勝、12月9日(同10日)に決勝というスケジュールだ。準決勝の2試合と決勝はラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われる。

決勝戦を除き、インシーズン・トーナメントの試合結果はレギュラーシーズンの順位に反映される。

インシーズン・トーナメントの詳細や組み合わせはこちら

原文:NBA In-Season Tournament schedule: Best games, key dates, prize money and more to know(抄訳)

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Scott Rafferty

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Scott Rafferty is an experienced NBA journalist who first started writing for The Sporting News in 2017. There are few things he appreciates more than a Nikola Jokic no-look pass, Klay Thompson heat check or Giannis Antetokounmpo eurostep. He's a member of the NBA Global team.